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2006年04月11日

● 深紅


映画「深紅」を見た。




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私は原作者の「野沢尚」の著作が大好きで この著者本人が脚本を書いたドラマも 実に面白いと感じた作品が多い。


参照:『野沢尚カテゴリー


昨年の8月に 親しくお付き合いを頂戴しているzekuwさんが 氏のブログ「zekuwのひとりごと (想いのままに…)」の中で掲示した『気になる映画 (^◇^)』という記事を見るまで 正直言って映画化される事を知らなかった。


この「深紅」は 文庫が発売されて間もない頃に購入し、読んだので


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私の書棚の本は上の画の表紙だが、現在は この記事の冒頭に掲示した画の様な表紙に変わってしまった様だ。


で、この本が映像化される事を この本を読んだ時から 私はずっと期待して待っていた。


野沢尚の著述には 他の作家とは比べようも無い、綿密なプロットと呼ぶべき構成があり、そのプロットには 独特の視点と着眼点があり、それが実に面白い。


探偵小説の様に 機械的なトリックを用いるタイプの推理小説では無い。


心理描写の巧みさを活かした 心理的トリックが絶妙なんだな。


この「深紅」は ある事件の被害者の娘と加害者の娘 その二人が主軸となった物語で、率直な個人的感想を述べれば ラストに若干、馴染めなかった話の部分はあるが、総体的には 非常に面白い。


大抵の場合、野沢尚の原作が映像化される時には 野沢自身が脚本を担当して原作に対して修正を行うかの如き微妙に違った内容になる。


これは 映像が先で、後にノベライズ化される時も同じで 微妙に違いが施される。


私は それが駄目だとは思っているのでは無く、むしろ どのように修正されるかが楽しみでならない…という気持ちの方が強い。


だって、いつも後者の方が より面白いからだ。




で、映画「深紅」を見た。


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この映画、キャスティングが非常に良い。


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小日向文世


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緒形直人


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塚本高史


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平田満


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「南野陽子」に まず、目が惹かれ…


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「堀北真希」にも目を惹かれ…


原作の雰囲気も なかなか良く出せていると思う。


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かねがね、内山理名の演技が巧いなぁ…と 私は感じている。


この作品でも なかなかそれが活かされており、良い味が出てると思ったが…


そんな「内山理名」もさることながら…


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「水川あさみ」が実に良い。


この娘は 時々、ハッとするほど「綺麗だなぁ…」と思う表情を見せ、また、時には年相応の幼いと言いたくなる程の あどけない表情を見せる。


気のせいか、いろんなドラマで けっしてメインでは無い、サブ的キャラなんだけど キラッと光る様な印象を残す演技を見せる。


こういう娘は良いなぁ…


で、そんな「内山理名」と「水川あさみ」のツーショット場面が多く

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純粋な意味で、二人の女優の演技比べ…みたいな 実に心地良い演技が続く。


ゆえに、この作品の物語は これはこれで面白いモノに仕上がったと思う。


ただ、それだけに 一応、この映画の脚本は「野沢尚」となってはいるが…


「野沢尚」は 既にこの世を去っている事を考えると、もし、本当に野沢がこの作品のクランク・インまで生きていたならば きっと、もう一ひねり脚色があったと思うのだ。


それは「いつ 秋葉奏子の正体を 都築美歩が気づくのか?」という部分に きっと、もっと観客が「あぁ~」と唸ったと思うのだ。


それがね、個人的には とても残念でならないが、面白い映画である事に変わりは無い。


で、最後に一言 この作品に登場する小日向文世は 彼のキャラの中では特異な設定の役なんだけど、こういう役もビッと演じてみせるところに演技巧者の味があって とても良かった事だけは明記しておきたい。^^




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コメント

深紅良かったですね。
緒方さんは相変わらず、すごい演技だったし、
水川あさみさんは不思議と引き込まれるような存在感があったし、
確かに「いつ 秋葉奏子の正体を 都築美歩が気づくのか?」という部分を描いて欲しかったと思いますね、
ただ内山理奈(被害者の娘)の心の動きを自分自身掴みきれない(自分の理解力がないからという意味で)ままだったので、原作を読めば、そのへんを埋めることが出来るのかな?
そうだったら読んでみようかな?

★ K さん

水川あさみ… 今後、注目していきたいと考えました私は
(本人には迷惑な話しでしょうが^^;)

原作を もしお読みでないなら 補完的要素は強いと思いますよ。

個人的には 読まれることをお奨めします。^^

>気づくのか?

については 映像内で ちゃんと気づいているシーンがあるんですけど、観客の多くが そこに気づけて無いと思うんです 私は。^^;

お早う御座います、深紅、私は映画館で見ました。本を読んでいたことも有りましたが二人の女優さんにも惹かれてでした。もう一度見直してみたくなりました^^では、また。メゾンドヒミコは、どうですか?

★ おがっち さん

こんばんは^^;

メゾンドヒミコは見ていません。^^;

今のところ 見たいなぁ…とも思っていないので おそらく見ないと思います。^^

今晩は、やはりそうですよね^^後で、そう思いました失礼しました^^オヤスミナサイ。

★ おがっち さん

すいません^^;

私のレス ちょっと冷た過ぎましたね^^;

これじゃぁ 好感度が下がるわけだ…^^;


私はこれ、ブタネコさんの記事を読んでから原作を読んで、それから映画を観ました。
なので、主役の二人は容易に脳内変換しやすく、しかもそれがピッタリだったので凄く原作が読みやすかったです(緒方直人はちょっと違うかも)。
もちろん原作者の文章力もあるんでしょうが。
そう、これ原作凄く面白かったです。

最初本の裏の解説読んだら殺害方法が残忍なので読むの止めようかな、とも思ったんですが、
リアルな心理描写に引き込まれていきました。

だからなのかなぁ・・映画はちょっと落ちてる気がします・・
ブタネコさんの言うような原作を微妙に修正する、というのが無かった気がするんですよね。
原作をそのまま映像化、という感じで。
400ページ近い原作を2時間で急いでまとめた、みたいな感が若干否めなかったです。
違いがあるとすれば原作では美歩は奏子の正体に気づいたという表現は無いけど映画にはあり、
水川あさみも「気づいてからの微妙な変化が見所・・・」みたいな事を特典映像のインタビューで言ってたけど、
肝心の気づいたというシーンがブタネコさんも言ってるけど微妙でわかりずらい。
というか私も「あれかな?」と思ってるシーンがあるけど、はっきり言って自信が無い。
(ここら辺はネタバレに近いものがあるので本当はブタネコさんとメールでやり取りしたいところだけど・・
最近メール返してくれないしぃーっっ。一週間以上も前なのにーっ。それもメールサーバーのトラブルで無くなっちゃったのかな?あ、このカッコ内の文章は削除しちゃって良いっすよ)
拓巳も原作ではもっと重要な人物なのに映画では舞台挨拶に出てくるほどの役にはなってないと思う。

しかし内山理名。良い女になったなー。
「なにさま!」で岸谷五郎の妹役をやってた頃とは別人。
デビュー当時に水川あさみと共演したって言ってるけど、何の作品なんだろ?

★ うごるあ さん


>(緒方直人はちょっと違うかも)。

同感^^


>原作を微妙に修正する、というのが無かった気がするんですよね。


そう、野沢尚は 原作も良いけど、脚本で もっと良くなるのが多いんです。^^


>肝心の気づいたというシーンがブタネコさんも言ってるけど微妙でわかりずらい。
というか私も「あれかな?」と思ってるシーンがあるけど、はっきり言って自信が無い。


お? 興味深いなぁ…^^


>(ここら辺はネタバレに近いものがあるので本当はブタネコさんとメールでやり取りしたいところだけど・・


お便りお待ちします^^


>最近メール返してくれないしぃーっっ。一週間以上も前なのにーっ。それもメールサーバーのトラブルで無くなっちゃったのかな?あ、このカッコ内の文章は削除しちゃって良いっすよ)


すいません、確認しましたが 貰ったメールにはちゃんと返信してるので、返信してないのがあるとすれば、もしかしたらトラブルに巻き込まれました? 

>デビュー当時に水川あさみと共演したって言ってるけど、何の作品なんだろ?


「美少女H」かと思われ…


ブタネコさん、こんばんわ
私のブログへのコメントありがとうございました^^
やっと答えがわかって、もやもやが晴れたんで記事に出来ました。
TBさせて貰います。

★ K さん

もやもやが晴れましたか^^

それは何よりです。^^


ブタネコさん、こんばんは。
『深紅』、良かったです。
未歩がいつ気付いたのか。
最初は、夫に暴力を振るわれ、奏子が駆けつけたあとの会話、
夕日を見ながら語ったときの会話かな、と思いました。
でも最後に、携帯のアドレス帳に『秋葉奏子』と登録してあったのを見た時、
もしかしたら、最初に会ったその時から、週刊誌で見た写真の子だと
気付いていたんじゃないのかな、と思うようになりました。
それぞれの心の内を丁寧に描いた映画でした。

★ ちーず さん

>「未歩がいつ気付いたのか」

ええ、そこに注目して見直すと この映画は面白さが増すんです。^^

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