● SHINOBI
映画「SHINOBI」を見た。
昔から「忍者」モノの映画は 毎年1本ぐらいの割合で制作されており、邦画のネタとしては格好の材料なのかもしれない。
特に、CGやワイヤー・アクション等の技術が発達すればするほど 忍者アクションがさらに大がかりにリアルっぽく見えるのも その辺の所以かもしれない。
しかしねぇ… 脚本・キャラ設定がイタダケナイ物が多いのも 哀しいけど忍者モノに多い。
さて、この「SHINOBI」 主役は
伊賀の「朧(おぼろ)」役の「仲間由紀恵」と
甲賀の「弦之介」役の「オダギリ・ジョー」
まぁ、伊賀と甲賀の忍びが代表を5人ずつ出して闘い合う… 残念ながら「あらすじ」は その一言で終わってしまうところに この映画の薄っぺらさが表れる。^^;
サブタイトルに「愛し合う運命、殺し合う宿命」なんて大げさなコピーをつけてるが 制作者共は よく恥ずかしくないもんだな?…と その面の皮の厚さに恐れ入る。
結局、邦画における戦争映画もそうなのだが、邦画の制作者達には「戦闘」には「愛」が盛り込まれていないと駄目だ…という「馬鹿のひとつ覚え」みたいな呪縛から離れる事が出来ず、結果的に「戦闘」も そして「愛」も「中途半端な物語」しか作る事が出来ていない。
「京料理」が和食の最高峰…という和食の料理人を何人か知っているが、その中で「この人の料理は美味い」と思えたのは二人しかいない。
何故か?というと その二人以外は、馬鹿のひとつ覚えのように「柚子」を散らし、「タレはポン酢で召し上がって下さい…」と言う。
どんなに新鮮で、どんなに旨味のある食材であっても 柚子やポン酢なんか使ったら せっかくの素材の味や香りまでフッ飛ぶだろうに? そのくせ「食材にはこだわってます」って胸を張るんだ この人達は。^^;
「本当に美味い」と思った料理人は まず、素材の香りと味を楽しませる。
しかし、これは料理人だけを責める問題では無い。
柚子やポン酢にまみれた料理を「美味い」と言って 褒め称えるアホが多すぎる事こそが問題なんだと私は思う。
だから、そこに大いに苦言を呈したいのだが…
さて、素材(キャスト)について語ると…
伊賀の長老ババァ役、最初「まさか?」と思ったら「りりィ」だったのには驚いた。^^
「椎名桔平」も こういう芝居をさせると本当に巧い。
最初は河村隆一かと思ったんだけど、「坂口拓」という役者さん なかなか中性的でありながら、アクションが素晴らしい。
そして、演技がどうこうと語れる程、登場シーンは多くないが
「沢尻エリカ」が出演しており、
最も、特筆すべきな点は
ケバくて妖艶な「黒谷友香」
太股もあらわに 飛び跳ねて「毒の霧」を口から吐く…
そんな「黒谷友香」が見れたから この「SHINOBI」をボロクソに貶すのは辞めようと思った。
素材はなかなか良いんだけどね… タレも味付けも最悪だったよ薄口で^^;
