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2006年02月22日

● 白夜行 第6話 再考


何気ないシーンの中に さりげなく意味を込められていると、深読み大好き人間には とても楽しめる作品となる。




第6話をオンタイムで見ていた時に「?」と思っていながら、その意味について妄想しきれずにいるうちに 他のシーンにばかり気を取られ、ついつい忘れていたシーンがあったのだが…


綾瀬はるか応援ブログ』のSnow氏が『綾瀬はるか 白夜行 第6話』という記事の中で


さて、今回第6話のポイントは「邪魔な枝」


と触れておられるのを拝読して「あ~、なるほどな!!」と理解出来た部分がある。


まずは、冒頭部に自宅を出て短大へと雪穂が向かおうとする時


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立ち止まって、枝越しに空を見上げるシーンがある。


この時は 正直言って、あまり深い意味があるとは思わなかったので お恥ずかしい話、全く私は このシーンに気付かなかった。^^;


で、私が「?」と気になったのは


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この松浦が不意に雪穂の前に現れたシーンでの


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綾瀬はるかの表情に まず、最初の「?」と2番目の「?」


そして、話し終えた松浦が


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去って行くシーンで 3番目の「?」だったのだ。


しかし、この3つの「?」は 後半に


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というシーンがあり、この時 雪穂が


「もう終わるからね… リョウ」


と、意味深に呟くシーンがあって、その後、古賀、松浦死亡…というシーンに繋がる為に すっかり、この3つの「?」に関する疑問じたい忘れてしまっていた。^^;


で、確かに、Snowさんが指摘されている通り


「邪魔な枝を払いに行く」=「松浦を殺す」


という意思表示のシーンと解釈できるし、そう考えると 一連のシーンがすんなりと流れ、先に述べた 3つの「?」という疑問を思い出すと同時に それらのシーンに「へぇ~」と思える事が気付くに至った次第である。


ちと、もったいぶった記述になって恐縮だが、3つの「?」とはなんだったのか… カットを順番に並べて語ってみる。


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「アンタも 今更、それ困るよねぇ?

 こんな暮らし、捨てたく無ぇよなぁ…」


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最初の「?」

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2番目の「?」

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「どうしろって言うんですか?」


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3番目の「?」


まず、最初の「?」とは この時、綾瀬はるかの視線が クッと微妙に上を見るのである。


そして、2番目の「?」は 画面の構図とピントに なんか違和感を覚えた。


そう、賢明な方は もう判ったと思うが、雪穂は最初は松浦を見ていたが クッと松浦のほんのちょっと上を見たのである。
(最初の「?」 雪穂の視線に注目^^)


すると、不自然に見えた構図とピントが 実は松浦の頭の上の小枝に原因がある事に気付くわけで…(2番目の「?」)


3番目の「?」とは 気付いてからは「なるほどなぁ…」と思うばかりなのだが、入り混じった枝の中に松浦… そう、この時点で「松浦」=「目障りな枝」という構図が呈示されていたのだと気付くべきだった。^^;




で、ある人に言わせると 雪穂が持ち歩いたハサミに関して


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「こんな刃渡りの短いハサミじゃ殺せないだろ」


という指摘や


「いやいや 睡眠薬で眠らせさえすれば、頸動脈を…」


なんて議論がある様だが 私は、その点はどうでも良い…事だと思う。^^;


だって、重要な事は このハサミは「剪定(せんてい)鋏」だという事。


「剪定」とは


果樹の生育や結実を調節するため、枝の一部を切り取ること。


文字通り、二人の行く末の為に 邪魔な枝を切り取る為のハサミだという事であり、それで松浦を殺す…のは 二人の生育や結実を調節するために、邪魔な(目障りな)枝(松浦)を切り取る…のだという事を表したに過ぎないと思えば済むんじゃなかろうか?


それにしても実に念入りな伏線だったのだなぁ…。^^


で、このシーンの布石も 実は既にあったのだ。


それは第5話で 亮司に対して雪穂が

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「(江利子を)犯っちゃってくんないかな」


というシーンの直後、亮司に断られ 深夜の自宅で


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と、八つ当たりするかの如く、カサブランカを握りつぶすシーン。


つまり、雪穂が 誰かを排除しようとする際のシンメトリーなんだな…と。


さて、だとすると ついでの様に「あっ」と思い出すシーンがある。


それは第2話冒頭 施設から唐沢家の養女となった雪穂が 華道の先生である養母と花を活けているシーンで

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雪穂が活けている花を見て養母が「(花が左右に)離れすぎなんじゃないの? バランスが悪いでしょ」と指摘するのに対し 


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雪穂は右の花を見ながら「これは 昔、仲の良かった友達なんだ…」と 暗に亮司を指して応える場面がある。


その後、この花は


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このような出来映えで玄関に飾られるのだが、第2話の後半で 亮司が藤村都子を襲い、菊地を罠に嵌めた後、ふと雪穂が気付くと


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暗に亮司を示した右の花だけが枯れている…


これは 亮司が罪を重ねて堕ちてしまった事を表す表現なのだろうが、今回 森下佳子と各演出家は 雪穂の養母がお華の先生という設定を利用して 木花をシンメトリーやオマージュに利用しているわけだ。


と言う事は


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このシーンも 単純に原作の描写を そのまま描くのでは無く、もうひと捻りあると見るべきなんだろうなぁ… 気を付けなくちゃ^^




最後に サービスカットを一枚


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「爽命酒」である事に注意。^^




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