● バレンタイン草加煎餅2006
早いものだ… 今年もまた”あの日”がやってくる。
ちょうど、一年前の事 我が家は家中が甘ったるい香りに包まれた。
そう、あの”忌まわしい”バレンタイン・デーなのである。
”忌まわしい”という意味については
という記事を御参照願いたい。
昨年、私は「高級カシュー・ナッツ」を「瓶詰め銀杏」に すり替えたばかりに嫁の怒りをかい、銀杏づくしの夕餉と 銀杏入りカレーを食べさせられる羽目に陥った、あの忌まわしき日なのである。
この、バレンタインデーなるものは…
西暦3世紀のローマで 皇帝クラウディウス二世が皇帝の意に反し、若者達が自分の家族や愛する者の側から離れたがらず、兵士として戦おうとしない事に腹を立て、若者の結婚を禁じたのに対して、キリスト教司祭であったバレンチノが 皇帝の命令と言えども、キリスト教の教義に反すると考え、密かに結婚の儀式を執り行っていた事に対し 皇帝が立腹してバレンチノを処刑したのが2月14日。
で、2月14日に その処刑が行われたのには もう一つの理由があり、それは 当時のローマにはルペルカーリアという祭があり、若い未婚女性達の名前が書かれた紙を15日に若い未婚の男性たちが それぞれ一枚くじ引きの様に引き、引き当てた女性と少なくても祭りの間、場合によっては次の祭りまでの1年間、付き合う…というもので”結婚禁止”を唱えて尚、祭りを楽しもうとする若者達への”見せしめ”でもあった。
この祭りは その後も200年ほど続けられたのだが、若者の風紀の乱れに繋がる根元と考えた教皇ゲラシウス一世がルペルカーリア祭を禁じ、その代わりに その日に処刑されたバレンチノの死を殉教と認め「聖人」と認定して 祭りの代わりに新しい行事を定めて そのバレンチノを守護聖人として祀った…のが起源だと ある時、銀座の高級クラブのインテリ・ママさんから教わった。^^;
(「バレンチノ」の英語読みが「バレンタイン」)
【管理人注記】
上記、バレンタインデーの起源は どこまでが正確な話なのかは不明です。 もしかしたら、根本的に全てが”ガセビア”の可能性が大です。 そのへんのところを踏まえて下さい。^^;
要するに、私に言わせれば 異教徒の世迷い言であって そんなクダラナイ日を設けたじたいで はた迷惑な思いで一杯だ。^^;
しかも、中学の時から 今の嫁に亮司扱いされていた私としては 他の女の子達からチョコなんか貰えるはずもなく…
切支丹だか、伊勢丹だか知らないが、伴天連の邪教を商売に利用して持ち込んだデパートやケーキ屋の陰謀の罪は重い。
私としては まさに
この状態である。^^;
しかし、今年もまた我が家では 甘いカカオの香りが家中に広がり、嫁と娘がチョコ作りに励んでいる。
まぁ、嫁が何個チョコ作って それを誰に配ろうが構わない。
しかし、娘のチョコは非常に気になる。
ゆえに、私はあたかも飲み物を取りに来ました…なんて理由と状況を作っては、
「チョコ・チョコ・チョコ… 島倉チョコ…」
なんて、鼻歌混じりに 何気に台所に行くのだが、昨年の事があるから嫁も娘も警戒が厳しい。
しかし、私も「亡国のイージス」に登場するイージス艦並の探知能力を360度に展開し、嫁のチョコは3個 娘のチョコは2個 探知した。
で、薄目の昆布茶をすすりながら午後のテレビ、昔のドラマの再放送(今日は「トリック」と「白い巨塔」)を見ながら娘が一人になるのを じっと待つ。
で、チョコ作りにひと区切り付けて コーヒー飲んで一服…と現れた娘に さりげなく聞く
私「なぁ? 今年はチョコ2個か? 誰にやるんだ?」
娘「ひとつは大学の先生への義理チョコ、もうひとつは決めてない」
私「決めてない? どういう事?」
娘「もしかしたら…、
明日 突然、素敵な人が目の前に現れるかもしれないじゃない?
その時に スッと渡せるように…」
私「あれ? オマエ、昨年はバイト先の小僧にやったんだろ?
そいつとは どうしたの?」
娘「え? なんにも無いよ ただ、チョコあげた…ってだけだよ」
私「ふぅ~ん そか、そかそか…」
無邪気に笑顔で話す娘を見ながら 心の中で私は呟いた。
現れるかどうかも判らない奴の為にチョコを仕込む…
それって…
手品師じゃん!! > 娘 orz
突然、どっかのオバチャンに
「あら? アンタ、TVで見た事あるわよぉ…
手品師よね? ほら、マギーさんみたいな…
ねぇ、なんか演ってみせてよ」
そう言われて パッと直ぐに 口からカード出しちゃうような…
オマエのチョコは
手品のタネかよ!! > 娘 orz
先日、どこかのブログで「矜持を持て」って書いてあったんだけど この漢字、読めるか? > 娘
「矜持」と書いて「きょうじ」と読むんだ。
意味は「自負」「誇り」「プライド」だぞ? 知ってたか?
こんな時こそ、「矜持を持て」 > 娘
明日 突然、素敵な人が目の前に現れたとしても…
そいつに、
「じゃぁ、来年の君のバレンタイン・チョコは
僕だけ専用って事で予約にしてよ。
その為だったら僕は 1年ぐらい君を愛しながら待つよ」
って言わせるぐらいの「矜持を持て」 > 娘
で、一年の間に じっくり、この父がその男を吟味して 駄目だと思ったらブッ飛ばしてやるからよぉ…(ToT)
で、私は 先に述べた「バレンタインの起源」を娘に話し
私「だから、バレンタインってのは
女が男に告白する…ってのは後付のデッチ上げなの
だから、チョコなんか わざわざ配る事なんか無いし
むしろ、男の方から女に告白するのもアリなの。 判った?」
なんて語っていたら 背後に、嫌な気配。
振り返ると、そこには嫁が…
嫁「ふぅん… ”バレンタインの起源”ってそういう話なんだぁ… だったら…」
途端に 私は胸に痛みを感じた(気がした^^;)
とっさに 痛みを感じた(気がした^^;)胸を両手で押さえ
「いかん、発作が… く・薬…」
心臓が壊れて以来、初めて「心臓が壊れて良かった」と思った。^^;


