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2006年01月26日

● 八つ墓村(稲垣版)


稲垣吾郎が金田一耕助を演ずる「八つ墓村」の再放送を見た。



冒頭にて 少々、お断りを申し上げておきたい。


それは、以前「八つ墓村」に関して 東宝と松竹が制作した作品を比較して


八つ墓村


と言う記事を記した際に、若干のネタバレを記事に含めてしまった経緯がある。


で、今回「稲垣吾郎版」を語るにおいても 上述した記事と同様のネタバレを行いたく どうかお許し願いたい。


八つ墓村


さて、実際の放送は数年前なのだが、先日、私の住む地域で再放送があり キャプる事に成功したので 今回、触れてみる。


主要なキャスティングは


八つ墓村

金田一耕助に「稲垣吾郎」


八つ墓村

横溝正史に「小日向文世」


八つ墓村

田治見辰也に「藤原竜也」


八つ墓村

美弥子に「若村麻由美」


それに、


八つ墓村

辰也の腹違いの姉 春代に「りょう」


八つ墓村

辰也の母親に「中山忍」


八つ墓村

立花署長に「塩見三省」


八つ墓村

濃い茶の尼 等々…


そして、「御約束」の

八つ墓村

「家系図」




さて… 先日、同じ稲垣吾郎版の


女王蜂(稲垣版)


で、述べた事でもあるんだけど…


私は この「稲垣版」の金田一シリーズって 案外、良く出来ていると評価している。


順番から言えば この「八つ墓村」の方が先に放映され その時に私も見ており、ただ、細部まで記憶していなかったのと、録画に失敗してしまっていたため 今回の再放送を見るまで確信を持てずにいたのだが…


今回、再見してみて それが良く判った。




八つ墓村

八つ墓村

落ち武者のシーンや


八つ墓村

「祟ってやる…」のところも


八つ墓村

八つ墓村


 なかなか良く雰囲気が出ていたし


八つ墓村

八つ墓村

八つ墓村


吹越満の田治見要蔵も なかなか良い。^^


原作のティストを なかなか大切にしていると思える点にも好感を抱くのだが、なによりも特筆すべき点は


八つ墓村

八つ墓村


このシーンがある事だ。


大いなるネタバレを 再度、お許し願って申し上げるが…


酷評した「松竹版(渥美清)」はもちろん、敬愛すべき市川崑監督の「東宝版(豊川悦司)」にも無かったのが このシーンなのである。


ここは 原作愛好者の私としては どうしても拘ってしまうシーンだけに、この稲垣版で描いてくれた その点だけで、充分に 私はこの作品に華丸をあげたい。


他の横溝作品でも共通しており、述べている事だが、金田一シリーズは 決して許すべからざる殺人、しかも、その多くが連続殺人の犯人に対し 時には憐憫の情さえ抱くところに趣がある。


ゆえに、この「八つ墓村」のシーンは「犯人の動機」という部分に非常に関連ある部分で ここを描かずして、この事件の犯人を理解する事は叶わないと言って過言では無い。


であるがゆえに、以前の記事で私が 松竹版や東宝版に対して述べた感想の根本も この部分なのである。


推理小説を映像化する際は その原作への最低限の配慮は欠かしてはいけない…というのは 当たり前の事だと思うがゆえに ようやく、本当の「八つ墓村」の映像を見た思いが この作品を最初に見た時に感じたのだ。^^

お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

こうして画像を拝見するとTVドラマではなく映画のような趣が感じられますね。
例のシーンは画で観ると壮絶ですね。うろ覚えですが原作のほうで、噛み切ってやりましたの・・・というセリフがあったように思いますが、ここら辺の描写が洞窟という舞台と相まって鬼気迫るものを感じたように記憶しております。

それから、『犬神家の一族』が市川崑監督(90)、石坂浩二(64)でリメークされるというニュース、お聞きに(ご覧に)なりましたか?
角川映画30周年記念として復活が決まったのだそうです。ヤフーニュースのアドレスをコピペしておきます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000009-dal-ent

★ HAZUKI さん

ネタバレになるからな…と思ったので、以前の記事では言えなかったのですが、とうとう言っちゃいました^^

でもね、私は この今回触れた部分が「八つ墓村」の醍醐味だと思ってるんです。

「@@@は治療を拒み 1週間以上、痛みに苦しみ、のたうちまわって死にました」

そんな描写があり、そこに 犯人像を描く大部分が集約されていると思っているんです。

松竹版は ただ、ホラー仕立てに描いたに過ぎず、東宝版は その部分を実にアッサリと片付けてしまった感があり、満足できていなかったのです。^^;

でも、今回 それを言えて 私は妙にスッキリしました^^


さて、「犬神家の一族」をリメイクですか…

これ、知りませんでした^^;

正直に言えば 嬉しいやら悲しいやら…で複雑ですね^^;

また観れる…ってのは 物凄く嬉しい。

けど、どうせ 見せてくれるなら 他の作品が良いなぁ…

個人的には 石坂版なら「本陣殺人事件」かな… なんて^^

ひつこいぐらいに、こんにちは。

なるほど、

>このシーンがある事だ。

ここはまさしく重要、

>この「八つ墓村」のシーンは「犯人の動機」という部分に非常に関連ある部分で ここを描かずして、この事件の犯人を理解する事は叶わないと言って過言では無い。

おっしゃる通りですね。

ただ、私は途中で大勢がアノ格好で辰也を捜し出した画でなんかテンションが下がってしまい、メチャクチャだ~と感じてしまいました。
最後は、なんとか盛り返した印象ですかね。
これも録画をもう一度みたいと思います。

では。

★ イエローストーン さん

そうですね、私も そのうち、再見しようと思っておりました。^^

ブタネコさん、こんにちは。

稲垣版の「八つ墓村」みました。

以前のコメント、訂正です。
けっこう出来がいいですね!

私は、原作をわすれてますが、けっこう忠実ですか、ね。私は原作は金田一が村に来るたびに事件の謎がはれていくのを妙におぼえていて、そのカタチが好きなんです。
ただ、村の暴動でみんな頭に懐中電灯さしたんでしたっけかね?私は「悪魔が来たりて」同様、録画していたので、よくみていなかったんですね。そしてタマタマあの暴動シーンが目にはいった。あの全員がアノ格好で辰也を捜している画をみて勝手に興ざめし、メチャクチャだと思ってしまったのです。

今回、見直してけっこういい出来だと思います。
犯人の動機、そして真実が判明して動機が崩壊してしまう点。そしてその設定。

[すいません、ネタバレになっちゃうので 管理人権限で
 ここの3行削除させて頂きました ごめんなさい^^;]

…原作通でしたよね?

やはり横溝正史は凄いですね。

そしてドラマにしては、この作品いいですね。
では。

★ イエローストーン さん

まず、管理人権限で3行削除させて頂いた事 どうかお許し願います。

記事中に「ネタバレをお許し頂いて…」として 私自身、記述をしている部分がありますが、それでも、「横溝正史」作品には 自分の中でネタバレは最低限まで…という自己規制を このブログ内では持っていたいと思っているのです。^^;

私は 基本的に他の作家はともかく、横溝正史に関しては 映画やTVがどうのこうのという以前に 映像では表現しきれない横溝ワールドの魅力を多くの方々、特に未読の若者達に 原作を読んで触れて欲しいと願っております。

ゆえに、探偵小説の大原則である「ネタバレ禁止」には どうしても拘ってしまうのです。^^;

批評とか考察を行うにおいて ネタバレ有りか無しかでは どうしても「無し」に拘ると 言いたい事が言えないジレンマが生じます。

そこを どう克服して行うかが 最近では、特に このブログで横溝正史を語る時の個人的な密かな醍醐味となっている感もあり… どこかで歯止めをかけないと雪崩式にそれが崩れてしまいそうで…

ってなわけで 心苦しく思いましたが… どうか御理解頂けますと幸いです。^^


ありがたい事に、こんなブログですが「ブタネコが 横溝マンセーって五月蠅いから 試しに暇潰しで読んでみてやるか」なんてキッカケで読み始め 横溝ワールドにドップリ、ハマった…とコメントやメールを頂戴した方が結構おられます。(ザマミロ^^;)

私としては そんな方々に「でしょ? でしょでしょ?」と心の中で喝采をあげつつ、偉大な作品群を遺して下さった 横溝正史への恩返しのつもりでいたい…  なんてね^^;


ブタネコさん。

すみません、そちらへのブログのコメント、配慮がたりませんでしたね。

私は自分のブログで好き放題、つまり感じたまま、その思いを全部かいてしまっていますので。

ブタネコさんからすると私のようなブログは許せないのでしょうね。大変申し訳ありませんが、私としてはその意味というか作品の凄さを伝えるには書くしかない・・・との思いがありまして。自分が文章力がないので・・・。なにか1本の凄さを全て伝えて、分かってくれて、それで読み始めてくれればと私は考えているので・・・。
そして、特に映画になっている作品などは勝手に、もうみているはずだとの思いがありまして・・・。
つまり映像作品はキャストなどで分かってしまいますし、私は分かっていても平気で何回でもみるので。
映像などでみたり、知った上でも楽しめると思っている、要は自分が市川版から入って、それで原作をよみあさったからなんですけどね。

まっ、金田一に限らず、全ての映画記事に関して全部気にせず、ネタバレでかいているんですけどね・・・。

ブタネコさんの思い、大変素晴らしいと思います。
とにかくブタネコさんのブログですので配慮がたりませんでした。これからもこういう場合がありましたら、遠慮なく削除してください。できるだけ気をつけますが。
こちらこそすみませんでした。
では、また。

★ イエローストーン さん


どうか、気を悪くしないで下さいね^^;


けっして怒って申し上げたのでは無く、「拘り」という部分での御願いなのです。^^


イエローストーンさんをはじめ、他の方々が それぞれに運営されているブログに関して 私がどうこう申し上げようとは思いませんが、よく、映画や本のレビューと称して 感想を述べず、あらすじばかりを述べるだけのブログがあり、特に映画の場合 試写会などで公開前にタダで見て その挙げ句にオチも含めてあらすじを完全ネタバレされている方がおられますが、そんな方は嫌いです。


ただし、ドラマや映画の台詞を書き起こした いわゆるシナリオ・レビューは別です。


特に TVドラマのシナリオ・レビューは 間違って見逃してしまった回が生じた時や、台詞がうまく聞き取れなかった時に 大変、ありがたい…


なので、相互リンクを貼らせて頂いている「どらまにあ」さん、「どまのーと」さんには いつも御世話になっており、感謝申し上げております。^^


で、イエローストーンさんのブログは イエローストーンさんの とても興味深い考察であり、考察を述べる上で 必要とされているからこその記述だと理解しております。


それは ひとつのスタイルであり、けっして「ネタバレだけ」の記事ではありませんから どうかお気になされませんよう御願い申し上げます。^^


ま、言い訳で恐縮なのですが…


私のこだわりも ひとつのスタイルみたいなものと どうか、看過して頂けますと幸いです。


なので、詫びて頂く必要は 全くありません。


「ブタネコって奴は偏屈だからなぁ…」


って感じで 苦笑していただけると幸いです。


今後もコメントを お待ち申し上げております。^^

ブタネコさん、お久しぶりです。
GW中にやっと「八つ墓村」を読み終わりました。
実はまだこの作品は一度も映像化作品を見たことがなく、今回原作を読んで初めて物語の全ぼうを知ったのですが、こういう話だったのか!と驚きつつ余韻に浸っております。
そこで、次は映像作品を見たいと思いましてこちらに参りました。
いろいろ読ませていただいて、私の読後イメージは稲垣版が近そうだなあと感じています。
DVDになっているんじゃないかなと思うので探してみようと思います。

★ slan さん

ども、お久しぶりです。^^

「八つ墓村」の映像に関する個人的お薦め度で申し上げますと今のところ「稲垣版」が最も原作に近いと思いますが、slanさんの視点で 例えば松竹の渥美版を御覧になったら どう思われるか…なんて事に好奇心を抱きます。

ただ、稲垣版は まだDVD及びビデオ化はされていないんじゃないかと思われます

(認識違いだとごめんなさい まだ、私 持っていないものですから^^;)

はじめまして。金田一耕助シリーズが好きで色々サイト巡りしていた際に、こちらのブログにたどり着きました。
ブログをお書きになってから随分と時間が経ってのコメントなので、気づいていただけないかもしれませんが、書かずにいられなかったので駄文を残す無礼をお許し下さい。

先日、ビデオテープに録画していた稲垣版「八つ墓村」を見つけて見直した後だっただけに、こちらのブログを拝読して思わず「うんうん」と頷いてしまいました。

これまで映像化されてきた「八つ墓村」には設定・描写等納得いかないところが多く、特に美也子の最後のシーン(画像にあるあのシーンです)が省かれてる事に苛々していたのですが、稲垣金田一はここをしっかり描き、「想いに殉じて殺人を犯してしまった」美也子の気持ちが伝わってきて、憎むべき殺人犯であるにも関わらず「美也子さん可哀想だなあ」と思わせてくれた事は、ホントに評価が高いと思います。

稲垣版金田一は個人的にどれも好きなので、DVD化されていないのが本当に悔やまれます(なので奇跡的に残ってた録画映像(←八つ墓村と女王蜂が手元にあります)に感謝している所でした^^;)

以上、長くなって申し訳ありませんでした。

★ はぎをみほ さん

こちらこそはじめまして コメントありがとうございます。

この稲垣のシリーズはDVD化されてもよさそうなもんなんですけどね ほんと残念です

【※注意!!】

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