● はつ恋
「田中麗奈」が出演する映画を必ず見ている。
サントリーの「なっちゃん」のCMでは 私のハートを刺激したりはしなかったが、映画「がんばっていきまっしょい」で グワシッと鷲掴みされて以来、キャストに「田中麗奈」の名前を見つけると 無条件で見てしまう。
ま、率直に言って 彼女の出演作は「当たり・ハズレ」が実に大きい^^;
でも、仮に「ハズレ」だったからと言っても
「ま、こんな時もあるさ」
と笑って許せるから不思議だ。^^;
で、今回は
「はつ恋」(1999年公開)について語ってみる。
興味深いのは 名作「がんばっていきまっしょい」は この作品の前年(1998年)に公開されたのだが、

「がんばっていきまっしょい」
「はつ恋」
わずか1年で 大人になっただけでなく、女優としての雰囲気も変わっている。
まぁ、この年代の女の子は 僅か、数ヶ月とは言えないほど 短期間で劇的に変わるものだが、多くの女優の場合 子役から映像に出てれば話は別だけど、そうじゃない場合は このように撮影時期の違いで 「あどけない表情」の違いを感じさせてくれる女優は少なく 極めて希有な存在と思うのだ。
特に、田中麗奈の場合 彼女は基本的に「映画女優」であって TVドラマの出演は ごく僅かしか無いのも 近年ではある意味、希有な存在だと言えると思う。
さて、そんな田中麗奈の出演した映画を ざっと挙げると…
・がんばっていきまっしょい(1998)
・GTO(1999)
・はつ恋(1999)
・ekiden 駅伝(2000)
・ざわざわ下北沢(2000)
・好き(2000/日)
・東京マリーゴールド(2001)
・玩具修理者(2001)
・13階段(2002)
・ドラッグストアガール(2003)
・きょうのできごと(2003)
・忍者ハットリくん ザ・ムービー(2004)
・姑獲鳥の夏(2005)
・容疑者 室井慎次(2005)
(抜けてるのがあるかもしれません^^;)
その中で ファンの評価もまちまちではあるが、この「はつ恋」は ベストの部類に挙げる人が多い作品である。
物語は 主人公(田中麗奈)がフラレて黄昏るところから始まり、
母親(原田美枝子)が入院してしまい…
さえない父親(平田満)との奮闘が始まるわけだが…
ある日、母親が若く、父と結婚する前に 別の相手に書いたラブレターを見つけてしまい…
その地を訪ね…
母の昔の恋人(真田広之)に会う。
ま、ネタバレはしたくないので これ以上、物語には触れないが…
母親の病気や、母親の昔の恋人に会い いろんな話や経験をして、父親の事にも理解を深め… エンディングでは、さらに成長した娘の姿を見せる。
この記事の冒頭で述べた「成長」、それと同じ「成長」を この作品の中でも見せてくれるのだ。
そういう意味で、実際に娘を持つ親父としては ある意味、複雑な心境ではあるのだが、この「はつ恋」という作品は なかなか良い。(ToT)
この作品で描かれる主人公の女の子は その年頃にありがちな父親への対応や言動が垣間見える。
それは 物語の本筋と微妙に相俟って 何とも言えない巧さを感じる。
最近のドラマでは 父親はとかく「五月蠅い」「臭い」「ウザイ」等々…
そういう存在として描写される事が多く、現実においても 子供にナメられきってる親父が多い。^^;
しかしながら、それが仮に「一般的」なのだとしても それが正しい「父娘関係」では無い…と 私は強調したいわけで、正しい「父娘関係」になるには 親父としては ひたすら娘の成長を待つしかない。^^;
ただ、ここで言う「成長」とは 身体の「成長」ではなく 心の「成長」の事である。
ま、私も含めて 心が成長してない馬鹿な親が多いから、その子供達に心の成長を求めるのは ムシの良い相談とも思えるわけで、今更、遅いかもしれないけど 我が心の成長に励もうとする今日この頃で、その成長のために必要なのは栄養素が 良い本であり、良いドラマだったりもする。
いずれにせよ「はつ恋」みたいな映画は 父にとっても娘にとっても 心の成長の為の良い参考書なんじゃないか? と、思う次第だ。


