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2006年01月17日

● 川の深さは


「川の深さは」を読んだ。


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「ローレライ」「亡国のイージス」の原作者である福井晴敏が書いた本。


刊行されたのは上の2作よりも後だが、実質は 上の2作よりも前に書かれ、43回江戸川乱歩賞の最終選考まで残っていた作品でもある。


読んでみて判ったことは「亡国のイージス」で登場する「ダイス」という組織が どうしてどのように作られたのか?という事が この「川の深さは」を読むと判る事から もしかして福井晴敏は アメリカのトム・クランシーの様に最近の実際に起こった事件を題材に あたかもノン・フィクションの様なフィクションを書き続けようとしてるのか? そんな風に思えてくる。


ただし、原作本の参考記事『亡国のイージス』でも述べた事だが、どうも この福井晴敏の著作は 物語全体における冒頭から巻末までの2/3までは とても濃密で面白いのだが、何故かラスト1/3は熱が冷め どんどん力が抜けるように失速し尻切れトンボの感が拭えない。^^;


オウム事件に北朝鮮を絡めた物語の展開は 実際の事実関係はともかく、本当の話(ノンフィクション)様に感じられるような構成であり文章なのだが、そんな折角のプロットも尻窄みになってしまって 実にもったいない…というのが 私の読後の感想だ。


また、「亡国のイージス」では「如月」、この「川の深さは」では「保」 似たような人物が登場する


特に「保」は「彼女(葵)を守るのが俺の任務」と言い切り、根本のストーリーとは並行に この物語を「一人の少女を守り抜こうとする少年の話」という ある種のラブストーリーと言う風に見る事も出来る。


そんな観点から考えると この作品もやがては映画やドラマ化される様な気がするわけで


「あの「ローレライ」「亡国のイージス」の原作者である福井晴敏が書いた究極の純愛ストーリー」


なんて触れ込みで 小賢しいプロデューサーが仕掛けそうな匂いもプンプンと漂う^^


最近の身近なネタを絡めれば「保」役は「山田孝之」か「安藤政信」あたりで、「葵」は「綾瀬はるか」か「沢尻エリカ」で如何でしょう?… 安易に、そんな話が文庫の発刊元である講談社あたりから仕掛けられているような気すらする。^^;


が、その場合、問題なのは オウムを模した新興宗教団体や北朝鮮という国を 映画やドラマの中でどの様に表現して扱うかで 作品の良し悪しが決まるだろうし、映画「亡国のイージス」の様に 誰が見ても北朝鮮なのに「某国工作員」としてしまう様な腰抜け制作者には この本を触って欲しくない…というのが 私の意見だ。


やるからにはドッシリと腰を据え、


「北朝鮮フゼイの文句など どこからでも来い」


それぐらいの気構えでやる気が無ければ 間違いなく中途半端な作品に終わるだろう…と予言しておく。



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