● 里見八犬伝
「里見八犬伝」を見た。
新春ドラマ特別企画と銘打たれたこの番組を見て いくつかの点に感じる事があったので それについて語ってみる事にする。
まぁ、この番組を見て思った事は 一言で言えば
「面白かった」
という事。
ただし、この「面白かった」には「感動した」とか「勉強になった」等という意味は含まれない。
2日併せて、約5時間 とりあえず、飽きずに見通す事が出来た…というだけの話である。
これは、大昔にNHKで放映された辻村ジュサブローによる人形劇が 原作に忠実で大変面白かったのを記憶しているため、今回の放映が相当な長編物語である八犬伝を5時間に集約するために 随分と端折り、設定も微妙に変えている点が どうしても引っ掛かって納得出来ずに終わった事もある。
ゆえに、昔の人形劇を知らぬ若者達とは 全く、感想を話す根底が違う…という事を断っておく必要がある。^^
特に、「玉梓」(菅野美穂)や「船虫」(ともさかりえ)は とても怖い存在であり、足利成氏(京本政樹)や 扇谷定正(大杉漣)は 物凄く陰険で陰謀癖の強い人物として描かれていた記憶があり、今回の映像では設定描写の足り無さ故に物足りない。
しかしながら、ここ数年 正月に放映される大型時代劇の質は低下の一途を辿っており、テレビ東京毎年恒例のオールスターちょっとだけづつ出演による長時間ドラマは制作されたが、他には大型時代劇が目に付かない事を考えると まぁ、手頃だったかな… そんな感じで満足はしている。
その上で、本来であれば ヲタを自認する「綾瀬はるか」を褒めちぎりたいところでもあるが、最近は 私なんぞが褒めずとも 針の穴ほどの事柄でさえ 落とし穴に落ちたかの如く大騒ぎする人々が増えたので そちらに任せるとして… へそ曲がりな私は へそ曲がりらしい視点で語ってみたいと思うわけだ。^^;
と言うのも 今回の八犬伝を見ていて 画面の向こう側に 何か邪な意思を感じたのである。
「綾瀬はるか」を初めとして
「武田鉄矢」
「渡部篤郎」
このキャストを見ると「あれれ?」と思う。
そう、1月12日から 同局で放映開始される「白夜行」が思い浮かんでしまうのだ。
このところ目にしてない無いなぁ…と思っていた役者が揃い踏み、そのまま この3人は「白夜行」への出演となる。
さすがに 滝沢のところを山田孝之にしなかったのは そこまですると露骨であり、山田孝之が先に他局(フジ系「スタートライン」)にキャスティングされていて 出演できなかった…のかもしれない等と穿った見方すらしてしまう。^^
ゆえに、あくまでもブタネコ流の穿った見方をすると、相当、TBSは「白夜行」に 入れ込んでいるのだなぁ… なんて思ったりするわけだ。^^;
で、決して「綾瀬はるか」「武田鉄矢」「渡部篤郎」の3人について 卑下したり、不満を述べたいとは思っていない。
私が述べたい主旨は 数多いる俳優、女優の中で 何故、このクラスの役者が3人も そういう流れに置かれているのか?
そこに、なんらかの意図を感じる…という事、つまり、あえて言うならば「里見八犬伝」じたいが もしかして「白夜行」の番宣番組にされてしまったんじゃないか?とさえ思うわけで…
それもね、単なる番宣番組じゃない。
「綾瀬はるか」は想いを貫く純真な娘、「武田鉄矢」は腹の中で悪巧みを抱く老人、「渡部篤郎」には 亡き姫に忠誠を尽くす真の武士… そんな役を「八犬伝」で演じさせ 直ぐ次に始まる「白夜行」においての初期のイメージをミスリードしようとするかの如き小細工の匂いすら感じるという事だ。
その上で、
これは「白夜行」に力を入れてるので、そんな仕掛けをしてみました…
そんな単純な話だけとは どうしても私には思えない。
と言うのは TBSという局は そんな長いスパンで物事を考えるほど柔軟な思考の持ち主なんかじゃ無い…という理由。
つまり、それぐらい切羽詰まって頑張らざるを得ない状況に置かれて必死…
そんな雰囲気すら漂っている様に思えてしまうのだ。
これは、構造計算偽装問題やJRの事故、年末年始の慌ただしさの中で すっかり、陰に隠れてしまっているが TBS株の問題、それに対してイメージアップを図ろうとする悪あがきなんじゃないか? そんな気がするブタネコなのだ。
^^;
ただ、その結果「白夜行」が 素晴らしいドラマになるのであれば、私は何の不満も言うつもりは無く、素晴らしければ素晴らしいほど 今後のこのブログでも褒めちぎる記述が溢れる事だろう。
けれども、初回放映前の この時期だからこそ、あえて少しだけ申し上げておきたい。
石○よ 私はあえてツタヤの宣伝DVDや ワイドショーの番宣等は極力見ていない。
しかしながら、スポットCMなど 不覚にも見てしまった部分はたしかに有り、その僅かな映像からも おそらく原作では描かれていない部分をメインにTV版を構成するのだろうと予測し、だからこそ 原作との比較などを行おうとは思っていない。
良いドラマを作る… そう頑張り、真剣になるのは素敵な事だと思う。
だからこそ、より多くの人に見て貰いたい…
そう願うのも理解は出来る。
でもねぇ、だからと言ってネタバレまくりの番宣垂れ流しは止めて欲しい。
百歩譲って、ショッキングなシーンを小出しに 興味を惹こうなんて姑息な真似に走るのは如何なモノかと思うのだ。
本当に良い作品なら「世界の…」の様に 放映後1年半経っても 熱く語り継がれる作品になるのだから わざわざネタバレまくりにして 作品のティストを下げるのは馬鹿な真似だと言っておきたい。
「おすぎ」の映画評論もそうだが、作品の本編見る前に 作品の骨幹となるストーリーを知らされるぐらい 視聴者にとって不愉快な事は無い。
もっと作品に自信を持って王道を歩むべきじゃなかろうか?
同時に、ほんの数分の番宣如きに踊らされる視聴者(特に熱狂的なファンを自称される方々)も如何なモノかと思うばかりだと あらためて申し上げてもおきたいのだ。
さて、里見八犬伝を見終わって 思った事を少々…
この場面を見て 以前、『赤い運命 第2話』という記事で 船越英一郎や榎木孝明に対して述べた事を思い出した。
で、あえて言う。
「武田よ 貴様もか!!^^」
まぁ、良い。
気持ちは痛いほど理解出来る。
そして…
何処かで見た風景である。



そう、TV版「世界の中心で愛をさけぶ」第3話の このシーン
挙げ句の果てには
「渡部篤郎」よ… 貴様も

「世界で一番美しいもの」を観てしまったんだな…(嫉妬)
それじゃぁ、離婚したくなっちゃう筈だな。^^;
気持ち判るよ。(いろんな意味で^^;)
要するに…
「世界の中心で愛をさけぶ」
↓
「番宣ドラマ(里見八犬伝)」
↓
「白夜行」
そういう戦略までも持ち出してるのか?… なんて事まで邪推する。^^;
(ええ、もちろん考えすぎです。^^; 暇なんだもん)
ま、T○Sが どんな思惑でいようが 私は当初から申し上げている通り、そんな小賢しさには負けはしない。
ひとつずつ、別個のモノとして観ると言った以上 そんな思惑にはハマらない。
菅野美穂には「こういう役をやらせたら 良い味を出す女優になったなぁ…」と感心し
仲間由紀恵には「山内一豊の妻も そんな感じなの?」と思いつつ
小日向文世には「あけましておめでとう」と思いつつ…
いろいろと堪能できたから まぁ、良いや^^
で、ひとつだけ 腹の底から文句を言わせて頂けば
ピン子 イラネ(-.-")凸
(正月気分が 台無しだよ)
以上です。


