● ツイン・ピ-クス
TVシリ-ズ「ツイン・ピ-クス」について あらためて語ってみる。
最近、流行の「24」や ひと昔前だと「Xファイル」同様、アメリカではTVシリ-ズとして制作されてヒットした作品だが、日本ではレンタルビデオとして 元々は口伝えで、後には いろんなメディアに取り上げられて話題になった作品の先駆けだったひとつ。
最初は 1989年に映画として製作されて 公開もされたが、監督のデビット・リンチが持ち前の異常性を発揮した為に、
後半の10数分に不可思議なシーンが続き、
「結局、犯人は誰なの?」
という部分に 多くの観客が疑問を持ったままとなる。
通常だと、こういう場合
「つまらねぇ クソ映画」
となるところなのだが、何故か この「ツイン・ピ-クス」の場合は批判よりも「誰が犯人なんだろう?」という部分が気になって…
きっと、そういう私みたいな人が多かったのだろうと思うのは 1990年に、あらためてこの映画は TVシリーズとなり、再制作されたのだが…
TVシリーズの第1話の冒頭で
おことわり
これから始まる物語は、@@@より発売中の「ツイン・ピークス」の被害者ローラの母セーラが絶叫する場面(タイトル後1時間33分)から続くものです。
@@@版のその後のストーリーは、デビット・リンチ監督が付け加えたものであり、本シリーズとは別の展開になっています。
というテロップが流れることじたい 異常と言えるのだが、何故か不思議と気にならない^^;
だから当時、この「ツインピークス」を見る時は まず、映画版を見て それからTVシリーズを見ろ…というのが掟みたいになっていたが、多くの人が それを気にもしなかった。
タイトルの「ツインピ-クス」とは ドラマ内に登場する2つの頂を持った山なのだが、実はスラングで「オッパイ」という意味でもある。
制作監督のデビット・リンチは「鬼才」と呼ばれたが 実際に文字通り「鬼才」で このツインピ-クスも
当初は河原でビニ-ルに包まれた状態で発見されたロ-ラ・パ-マ-と言う女子高生が いったい誰に殺されたのか?というミステリ-だったのだが、物語が展開していくウチに複雑怪奇な話がいくつも出てきて それは視聴者をミス・リ-ドさせるための伏線と言うよりも 制作者じたいが「気が狂った」んじゃないか?と思う程である。
また、登場人物達も複雑怪奇で
常に丸太を 赤子の様に扱って抱き抱える婆ぁとか、
片目のちょっとイカレタ怪力女とか、
患者より壊れてる精神科医とか…
また、それとは別に 登場する女性は
「Sheryl Lee」
「Sherilyn Fenn」
「Madchen Amick」
「Joan Chen」
デビッド・リンチの好みなのか美人が多い。^^
中でも 特筆すべきなのは ドナ役の
「Lara Flynn Boyle」
この女性は当時、この作品の主役だった
「Kyle MacLachlan」
と結婚していたが、その後、破局…
その辺が原因か否かと騒がれたが、実際に撮影途中に激ヤセしてしまって
第1話では健康的な美女なのに…
登場するたびに痩せていき…
最後の方では痩せこけて ひどくやつれて人相が完全に変わったのは ある意味、笑える興味深い。
この作品は 当時はレンタル屋でなかなか借りれない(返却されても すぐ誰かが借りて行く)状況がしばらく続くほどヒットした作品なのだが、「もの凄く面白い」という感想と「訳がわからなくて駄目だ」という 両極端な感想に分かれたものである。
私は個人的に「面白かった」と思っている部類で 当時は、この作品のネタで会話が盛り上がり、いろんな小ネタが流行ったモノである。
中でも
このシーンの様に 主人公クーパFBI捜査官(カイル・マクラクラン)は スーツの胸ポケットにミニカセットを携帯し、何かの折には取り出して
「ダイアン ○時×分 今僕は~にいる。 大至急、僕の退職金の金額を調べてくれ、土地を買おうと思っている 手頃な値段だ…」
等と吹き込む。
ダイアンとは架空の秘書(ファンの間では この録音機につけた愛称と言われている)で それに向かってメモがわりに言葉を吹き込む。
この当時は システム手帳を持ち歩くのが流行始めた頃なのだが、その手帳の変わりに 同じ様に録音機を持ち歩き、電車の中や ティーラウンジの片隅で「中森君…」とか「聖子君…」とブツブツ語って吹き込む奴が結構いたものだ^^(これ、ホント)
さて、ネタバレになるかもしれないが…
最初の「映画版」 そして、このTVシリーズ、それぞれ一応完結し「犯人は誰か?」という部分には 一応、答えが呈示される。
しかし、最初の「映画版」では 納得いかない人、納得出来ない人が圧倒的多数で その為に期待された TVシリーズだったのだが、終盤は やはり、デビット・リンチ独特の不可思議な世界で煙に巻かれてしまう。^^;
その為なのかは知らないが、映画「ツイン・ピークス~ ローラ・パーマー最後の7日間」として 1992年に新たに「完結編」なる映画が制作されるのだが…
この映画は実に不親切で^^; TV版のシリ-ズを ある程度観た人じゃないと 登場人物や設定が判らず、映画だけで理解する事は不可能である。
そして、デビット・ボウイまでが出演した完結編だったにも関わらず、それを見ても
「納得いかない」「納得出来ない」
そういう人が多かった。^^;
しかしながら、それらを全部、見通した物好きな人達は 不思議と、それでもこの映画の事を
「面白かったよ」
と、今でも言うから 尚のこと、非常に不思議な作品である。^^
ちなみに、映画「ツイン・ピークス~ ローラ・パーマー最後の7日間」においては さすがに「Lara Flynn Boyle」は出演せず、ドナ役は「Moira Kelly」という女優が代役で出演したのだが 全体の話が訳の判らない事になっているため、そんなの どうでもいいやと放っておかれたことは言うまでも無い。^^;
【管理人追記(2月2日)】
ぴらふさんより 頂戴したコメントへのレスの為に以下の画像を一枚追加します。
「ツイン・ピ-クス」OP動画(約4分)
【管理人注記】
この動画は 視聴期間終了となりました。
御意見・御要望・御感想は 御気軽にコメントに寄せて下さい。^^


