● 女王蜂(稲垣版)
フジTV系、金曜エンタテイメント特別企画「女王蜂」を観た。
先日、『女王蜂』という昔の角川映画について語った記事の中で
個人的には 稲垣の金田一は可もなく不可もなく…といった感で無難なセンだと思っているのだが、今回 特に注目したいのは ヒロインの栗山千明と 3作目に「女王蜂」を選択した そのチョイスである。
と今回の作品について触れた訳だが…
稲垣の金田一は なかなか悪くなかった様に感じたが、それ以上に「横溝正史」役の小日向文世が 妙にハマっていて気持ち良かった。
時代や状況の設定の関係も大事にされており、会話の喋り方の端々に昔ながらの文語調が混じっていたのも 最近の作品の中では、珍しく嬉しい。
そして、特に注目していた
ヒロインの栗山千明は なかなか妖艶さを感じさせ、最近の若手女優の中では希有な特徴と存在感があり、
他の横溝作品に登場するヒロイン達、「犬神家の一族」の珠世、「獄門島」の早苗、「悪魔の手毬唄」では千恵か里子、その辺を演じても
なんかハマる様な気さえする。
なんとなくなんだが、この稲垣:金田一によるシリーズは今後も制作されるような気がするし、私としては個人的に歓迎したいと思っているが、もし、新作を作るなら 願わくば
「迷路荘の惨劇」、「仮面舞踏会」、「白と黒」
この三作あたりのいずれかをドラマ化して欲しいと切に願ってみたりする。^^
と言うのも 今回のドラマのラスト近くで
というシーンがあったのだが、こういう画は 横溝ファンの私には実に嬉しい演出として受け止める事が出来、勝手ながら この作品の制作者にも横溝フリークの匂いを感じ、好感を抱いたからだ。^^
ゆえに、出来るだけ原作の雰囲気を活かした「仮面舞踏会」あたりが 一番、観たいと願う次第だ。
