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2005年12月25日

● クリスマス・エクスプレス


私が昔SEだったという事を 以前、述べた事がある。




ゆえに、パソコン弄りに関しては それなりの知識はあるつもりだが、その分野で飯を食った者だからか、月日の経過による進歩が いかに大きいかという事を実感せずにはいられない。^^;


私がコンピューターと出会ったのは 大学生の時で、今の人には信じて貰えないだろうけど、その頃のコンピューターは 今、貴方の机の上にあるパソコンよりも低い性能のコンピューターが 体育館ほどのスペースが必要なぐらい巨大だった。


その頃、後のウォークマンなどに表れる軽薄短小化が電気製品の流行で コンピューターも どんどん高機能で、軽量化されていく。


プログラミング言語と言えば 当時、ABCと呼ばれたのは「アセンブラ、ベーシック、コボル」 それに、フォートランとユニックスあたりが主流で アセンブラはOSがCPM86なんて呼ばれていた時代だった。


その後、メインCPUの物凄い高性能化が続き CPM86からMS-DOSとなり、WINDOWSがパソコンのOSの主流となる今日に至る。


で、問題なのは その高機能化のスピードに 係わる私がついていけず、^^; 


WINDOWSが主流の兆しが見えた頃には 私は とっとと、SEから足を洗っていた。^^;


その後、個人的な趣味と 仕事の関係からPCは手放せない小道具のひとつではあったけど、半年おきに発売される新製品に いちいち買い換えるほどハードに対する興味は失っており、いつの間にか 世間ではWINDOWS XPが主流となっている中で WINDOWS98機を意地を張るかの如く愛用し、それで満足している私だった。


今年の夏、私にとって ちょっと良い事があり、自分への御褒美を何にしようかと考えた際、5年の使用の間に、色々と問題を起こすようになってきたPCに代わる、今風の新型PCを導入する事にしたわけで それにより、このブログにも目に見えて変化が生じたのは画像の導入である。


実際は、TV・VTR・DVD等から映像を取り込み 動画を作成する事も可能なのだが、動画をブログに掲載するためには 色々とクリアしないとならない問題や画像ファイルの大きさなどによるサーバーの負荷とか 考えないと拙い事が沢山あり、少しづつ研究してきたのだが、今回 思い切って実験を開始してみたわけだが…


実験に際し、どの画像にするか(私にとって記念すべき初動画なんで^^;) ついつい考えていたところ 今回のJR東海のものに思い当たり「これだ!!」と考えた。


何故ならば、このCMは私の自分史の中の 時代を想い出させるひとつの象徴とも言えるからだ。


今回、全部で6本作られたものを 順番に並べて繋げたのだが、その作業をしていて そして、出来上がった映像を観ていて 「あぁ、良いCMだなぁ…」 感じた想いはそれだけじゃない。


「そう言えば、この頃は ~な事があったっけなぁ…」


いろんな 脳裏の片隅に仕舞ったまま忘れていた記憶が蘇る。


どんな、名作と呼ばれる本や映画やドラマにも共通して言える事のひとつには その作品と出会った時の時代の記憶、それに対するノスタルジィが 少なくとも私にはある。


「貴方は 青春時代を美化しすぎ」


また、そう反感を抱かれるかもしれないが…^^;


「ほっといてくれ」


とでも言っておこうか^^


「40歳過ぎると フト気づくと遠い目をするようになるんだよ…」とも(ToT)




さて、この「JR東海クリスマスエクスプレス」のCMについて 好き勝手に語ってみる。


1988年の暮れ、不意にTVから流れたJR東海の「HOME-TOWN EXPRESS」というキャンペーンのCMを目にした時、画面に目を奪われ 言葉には言い表せないほどの気持ちを抱いた。


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あどけない少女のアップ。


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新幹線がホームに入り、乗客が降りてきて…


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その新幹線は 次の駅を目指して出発、ホームには駅員以外の人影が無くなる。


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ホームでポツンと独り、寂しそうにたたずむ少女…


このCMには 台詞が無い、だから 視聴者は勝手に妄想の如くストーリーを描く。


ずっと逢えなくて、でも、逢いたくて… 


そんな彼氏が帰ってくると聞いてホームまで出迎えに来たけど、彼は列車から降りて来ない…


「乗る列車を間違えたのかな?」


「乗り遅れちゃったのかな?」


いろんな事を想像しながらも、寂しさは募るばかり…


そんな時に、


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気づいて、振り返った


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この表情が 私には物凄くインパクトのある映像として心に響いている。


画像では よく判らないかもしれないが、この時 深津絵理の左目の目尻に大粒の涙がこぼれているのである。


泣いてしまうほど逢えないのが寂しく辛い…


そこまで想って貰える事が どんなに素敵な事か…


オッサン・ブタネコは 勝手に想い描き、ひとりよがりに盛り上がっていく(ToT)


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柱の陰から ムーン・ウォークで現れる彼 それを観て満面の笑顔になるのかと思いきや


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この キッとした怒った目に意表を突かれる私


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さりげなく涙を拭い、


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再び、柱の陰に隠れていく彼を観て


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怒った顔で「バカ」と呟く。


ここまでの流れを 一般的な女性心理で観るとどうなるのか? 私には判らない。


一般的な男性心理と私の心理が同一か自信なんか無い。^^;


私は もう、ここまでで爆沈なのである。


だからこそ、ラストの


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「モ-ッ バカァッ!!」って感じの仕草は 完全に駄目押しとなり、私のハートに突き刺さる。


このCMの 深津絵理に、私は理想の女の子の姿を垣間見て憧れたのだ。

(注:この時点で 私は既に結婚してました。^^;)


山下達郎の「クリスマス・イブ」という曲も この時点より、更に前に知っており イントロのベースのリズムが 何とも言えないほど大好きだったから、実を言うと そのビートを耳にした時点で もう、かなりヤラれてたんだけどね。^^;


で、おそらく その当時の男性諸氏も かなりの人数が このCM
(「帰ってくるあなたが最高のプレゼント」篇) に惹かれたのだと思う。


翌年の1989年には「クリスマスエクスプレス」と正式に銘打たれ


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牧瀬里穂の「ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです」篇となる。


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募るた逢いたさが、走る姿から溢れ


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つい、人とぶつかってしまい…


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でも、その相手に…


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ちゃんと頭を下げて詫びる。


たった、これだけのシーンで この娘の礼儀正しさが判り、とても好ましい。^^


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そして、詫びた後に 直ぐさま、落とした帽子や荷物を拾って また走り出す…


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改札の前で 彼の姿をキョロキョロと探し


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彼の姿を見つけると


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ニパッと笑う笑顔に 想いの全てが現れている。(ToT)


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テレなのか、イタズラ心なのか、柱の陰に隠れて 近づく彼との対面に深呼吸をするように心を落ち着けようとするラストは 前年の深津絵里の「ふくれっ面」と実に好対照で、これもまた オッサン心を魅了した。


どっちの女の子も素敵なのである。


大好きな蕎麦屋に入り、「今日は冷やモノ」と決めていながら、メニューを見て


「おろし蕎麦か…、いや 鴨せいろも良いなぁ…」


そう悩むのと同じぐらい この二人の女の子を 私は甲乙つけ難い。^^;


(蕎麦なら両方頼んじゃうんだけどね、そう言う時は…^^;)




1990年:高橋リナ

「どうしてもあなたに会いたい夜があります」篇


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1991年:溝渕美保

「あなたが会えない人もきっとあなたに会いたい」篇


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上記2作品も 良い出来だったが…


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証明写真のボックスで「チーズ^^」と撮影するところから始まる


1992年:吉本多香美

「会えなかった時間を今夜取り戻したいのです」編


これがまた、実に良い。^^


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証明写真のボックスを出て、


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走り出した途端、


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独りの男性とぶつかってしまう。

(この男性が 実は山下達郎本人^^;)

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(山下、呆然^^;)


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発車のベルの中、新幹線に飛び乗り


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クリスマス・カードにメッセージを書いた後は…


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車内の窓や…


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コンパクトや…


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お手洗いの鏡を見ては「チーズ」と笑顔の練習。


それは…

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駅に着いて…


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実際に 彼と


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再会したら…


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泣いちゃう事が判っていたんだろうなぁ… (ToT)


この画の時に やはり、「チーズ」と 自分に対して「笑え、笑顔だよ!!」と言いきかせている様な台詞が とても好ましかった。


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ラストに一瞬だけ映る、プレゼントのクリスマス・カードに


「あ、冒頭の写真は これだったのか」


そう気づくオチも微笑ましい。^^


この1992年版を最期に 制作されなくなったCMシリーズだったが、


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2000年に 星野真里を起用して「何世紀になっても会おうね」編が シリーズ最期の集大成として制作され


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深津絵理、牧瀬里穂の二人も登場する。


こうして、このシリーズは終了し、今日に至るのだが…


やはり、このCMに登場する女の子達は どこか、彼女はこうあって欲しい…と願う彼女像が具現化された様で 見れば見るほどせつなくなる。


ちょうど、このCMが流れていた頃の私は 出張で家を留守がちにしていたり、単身、東京に在住して仕事をしていたり…と 嫁や娘と遠く離れて暮らしていた頃でもあり、私が札幌に帰宅する…と知った嫁が こんな感じで待っててくれたら どんなに良いかと夢想した事も 私が このCMに入れ込む理由の大きな処である事は否定できない。


ま、私の場合の現実は


「じゃ、~と、~と、~を お土産に買ってきて」


いつも、その様に嫁から命じられ 重い荷物を ガラゴロ言わせたトランク一杯に詰め込んで帰宅してみたら 居間のテーブルに


「帰るの遅いから 先に食べちゃいました」


と、メモがあり…


見るからに4人前は入っていたであろう 出前の寿司桶に、1人前にも満たない量の食べ残されたにぎり寿司(トロはワサビのついたシャリだけ残ってて、ネタは食べられちゃってました(ToT))と 粉末の「お吸い物」に 冷めたポットのお湯が置かれ…




嫁と娘は イビキかいて寝てました。


 (ToT)




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「バカ」って呟いて 涙ぐんでたのは…




   私の方でした。 (ToT)







【おまけ】

列車好きの方に サービス・ショットです^^

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 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

ブタネコさんへ
お互い’男はつらいよ’を地で行っている生き方ですね。しかし所詮男は家族のために働く生き物なのですよ。家族に経済的な困窮を味あわせないのが男の甲斐性だと自己満足に浸って頑張るしかないのです。
しかし奥様は幸せ者ですよ、何とか自覚させたいものですね、でもしっかり自覚されているかも知れませんよ?ブタネコさんの食事療法の気の配り方なんて僕から見たら羨ましいくらいですよ、今までのお返しのつもりで大いに楽させてもらって下さい。さて前回の動画をみていましたからこの記事の絵が生きますね。やはり音楽が入っているのは素晴らしいです。
これからも勝手ながら動画の件宜しく御願い致します。

(ノ´▽`)ノオオオオッ♪ キャプ成功おめ♪

ご配慮ありがとうございます(爆)

★ タンク さん

>家族に経済的な困窮を味あわせないのが男の甲斐性だと自己満足に浸って頑張るしかないのです。

ええ、まったくで…^^;

>食事療法の気の配り方なんて僕から見たら羨ましいくらいですよ

ええっ?! そうなの?

>動画の件

そうですね、ボチボチと… ^^


★ taku さん

御教示ありがとうございました。
(ロクに役に立たなかったけど^^;)

今回の実験で だいぶ、感じが掴めましたんで 少しづつやってみようかと思ってます。


★ はちはちまる さん

ちょうど、キャプがあったもので オマケですいません。

しかし、あらためて見ますと わずか10数年の間に新幹線にも いろんな新型としてバリエーションが導入されてるんですよね…

【※注意!!】

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