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2005年12月21日

● 眠れる森


この季節になると、サンタクロースを思い浮かべ、サンタを思い浮かべると、私は このドラマを思い出す。^^



眠れる森


眠れる森

眠れる森

「眠れる森」フジTV系(’98) 主演:木村拓哉、中山美穂


以前、このドラマに関して 一度、記事を書いた事があり、その時は


「サスペンス系のドラマなので ネタバレ防止の為にスト-リ-には触れないでおく」


として、内容には触れなかった。


けどね、ちと思う事があり、あらためて それなりのネタバレをお許し頂き、もう少し言いたい事を言わせて貰おうと思う。


【警告】


ここからの文章には「眠れる森」に関するネタバレ表現が多く含まれます。


まだ、未見の方で 純粋に、先入観無しで楽しみたいと思っておられる方は以下を読み進めないよう御注意申し上げます。


このドラマは キャスティング、構成、演出、脚本 どれも申し分の無い傑作だったと思う。


眠れる森

眠れる森


物語は 15年前に遡り、市会議員一家が次女だけを残して惨殺される事件から始まる。


その生き残りである次女であり、ヒロインに

眠れる森

眠れる森


中山美穂


その婚約者に

眠れる森

眠れる森

仲村トオル


殺された一家の長女の恋人でありながら、惨殺事件の犯人として逮捕され服役していた

眠れる森

眠れる森

陣内孝則


当初は よく判らない正体不明の

眠れる森

眠れる森

木村拓哉


仲村トオルの父親役に

眠れる森

ファンファン大佐


キムタクの親父役に

眠れる森

夏八木勲


他に、


眠れる森

ユースケサンタマリア、


眠れる森

本上まなみ


眠れる森

原田美枝子 等が出演。



さて…


眠れる森


一家惨殺を免れ、独り残った次女は 事件の記憶を失っていた。


その後、成長し たまたま知り合った仲村トオルと婚約し 幸せに浸る日々をおくるはずだったのだが…


ある日、突然に 見知らぬ男が現れ、


眠れる森

ストーカーの様につきまとう様になり…


眠れる森

一家惨殺犯として服役していた陣内孝則が仮出所の直後、

眠れる森

「真犯人は他にいて、そいつに復讐し、地獄を見せてやる」と言い残し、行方をくらませたと報せが入る。


そんな中、いろんな事がキッカケとなり、


眠れる森

眠れる森


断片的に記憶が蘇りはじめる。


最終回まで「犯人は誰なんだろう?」と楽しめたドラマだったし、犯人が判った時には いろんな意味で「こいつか?!」と思わされた^^;


実は このドラマの中に 不気味なサンタクロースが登場する。


眠れる森

眠れる森

眠れる森

BGMに 賛美歌が流れ、


眠れる森

眠れる森

教会のマリア像ですら不気味な存在として登場する。




このドラマが とても素晴らしいのは、制作の最初の段階でラストまでのプロットが キッチリと決められており、それがきちんと固まっていた事にあると思う。


その証拠に

眠れる森

眠れる森

この様なシーンは 相当、考え尽くされたプロットの上で構成されていると全部を見終わった後に痛感できるからだ。


眠れる森

眠れる森


エンディングについては いろいろと論議を呼んだところではあるが、個人的には


眠れる森

このカットが 何とも言えない印象的なモノとして 私の記憶に焼き付いている。



さて、いつもながらのヒネクレた見方の私には

眠れる森

眠れる森


この画のシーン数分間での 陣内孝則の台詞と仕草で「眠れる森」全てを たぶん、生涯忘れないドラマとして記憶していく事になると感じている。



 陣内「時効成立おめでとう」


 犯人の腹にナイフを深々と突き刺す。


 陣内「心配するな、急所は外してある… 死にはしないよ。」


 @@「どうして? ちゃんと殺せ」


 陣内「俺はまた刑務所に入る…


    仮出所になって、またオマエを刺しに来る…


    何処に隠れたって 必ず見つけだしてやる…


    次もまた急所を外してやる…


    俺は捕まって 何年か経ったらまたオマエの前に現れて…


    一生、それの繰り返しだ。


    俺がお前の前に現れる度に 


    オマエには こういう傷がまた増えていく


    わかるか? @@


    これが、オマエが一生かけて味わう地獄だ


    オマエに相応しい地獄だろ?」



圧巻だった。^^


恋人を殺され、その犯人の濡れ衣を着せられて刑務所に入れられ、

そこで犯人の正体に気づき復讐鬼となった男… この陣内孝則の演技と台詞は まさに圧巻だった。


比較的、コミカルな役の多い陣内孝則だが、このドラマの様な役柄の時に 性格俳優とでも言うべき味があって 私は大好きだ。


眠れる森

「腐るか? ここで?」


気のせいかもしれないが 私はそれまでの この「眠れる森」の第1話からのスト-リ-が その陣内の1シ-ンの為だけにあったんじゃないか?と思えるほど シビレたシ-ンとなったのだ。


また、この作品は その前の「踊る大捜査線」で注目されはじめた

眠れる森

ユ-スケ・サンタマリアが やはり、殻を破るような演技を見せた事と 


眠れる森

眠れる森


本上まなみが注目を浴びた作品でもあり、


眠れる森

随所に「本上まなみ可愛い…」というシーンが多かった。


最近は とかくベストセラーとして 既に人気を博した小説やマンガを原作に用いてドラマ化するのが流行っているが、営業的には その方が安全なのだろうとは思うけど、原作の面白さを損なう作品ばかりが目に付くし、基本ストーリーを知った上で見るのは ある意味、新鮮さが無い。


しかし、この作品の場合は 原作者であり、脚本家の「野沢尚」が書き下ろしで小説よりも先に脚本化したもので 放映時には原作の無い映像優先だった事もあって 素直にのめり込む事が出来たものだ。


「野沢尚」は 他にも「青い鳥」、「氷の世界」、「眠れぬ夜を抱いて~」等 良作が多く 大好きな作家で 同じ「野」で名前が始まるパクリ野郎とは比較にならぬほど、オリジナリティの溢れる作家だったが、昨年の夏 自殺してしまったのが とても惜しまれる。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

ご無沙汰しておりました。
このドラマ、私は再放送で観ました。懐かしいオープニングです。
そういえばいましたね、不気味なサンタクロース。

実を言うと途中から観たのですが、それでも回を重ねるうちにだんだん内容が判ってくると続きが気になって気になって、再放送でしたから毎日あるんですよね、楽しみでした。最終話までぐいぐい引き込まれました。

オープニングからすでに計算されていたように思います。
仲村トオル、陣内孝則、木村拓哉、いったい誰が中山美穂の本当のナイトなのだろう、最後に彼女の元へ辿り着くのは誰なんだろう。

そんなある種の不安を抱かせる映像が、けれど透きとおるような美しさで繰り広げられるものだから(グリーンの色調がきれいでした)、何とも言えない不思議なムードを醸していました。

記憶が甦っていくあたりの作りが上手いなあと思ったことを覚えています。
この辺りにくるとサスペンスタッチの妙が冴え渡って、最終話まで怒濤の如くといった感じでした。

ブタネコさんが挙げておられる陣内孝則のセリフと場面、これは凄味がありましたね。
鬼気迫る演技でした。不気味な空気を漂わせ続けた陣内孝則、本当に良かったです。

『氷の世界』も野沢尚だったんですね。
そう言えば、この『眠れる森』のあとに続いて再放送されたのが『氷の世界』で、仲村トオルにはヒジョーに戸惑ったものです(笑)
意外性を突くミステリ仕立て、飽きさせないスリリングなストーリー展開が魅力の作家ではなかったかと思います。

このドラマは私が初めてキムタクをきちんと観たドラマでもありました。これを観て『エンジン』を観てみようと思ったのです。
そんな意味でも記憶に残っていた作品でした。

本上まなみ、良いですよねー
ただ、声がなー、ちょっと・・・

私も職場の人と誰が犯人なのかを毎週推理しあってました。
それだけに@@というのは
「何だよ、やっぱりそんなベタなの?」
と、ややがっかりした思い出もありますが、
まあ、でも楽しかったですね。
ユースケサンタマリアは確かにこの時は良かった。

陣内孝則のこの台詞、私も印象的です。
こんな復讐の仕方がある、というのを考えたほうも凄い。
そして実はその後、陣内が中山美穂に対して
「ごめん、君を傷つけるつもりじゃなかったんだ」
みたいな事を、恐らくは事件前の彼に戻って謝っていたのも私は印象に残っています。


★ HAZUKI さん

★ うごるあ さん


お二方から頂戴したコメントへの 私なりのレスをまとめておりましたところ、どうしても長文になってしまうのと 内容の大部分が重複してしまうため 大変、御無礼とは思いますが ひとつにまとめたレスになる事を どうかお許し願います。


それと、うごるあさんに対しては 勝手ながら、記事の一部を伏せ字に置き換えさせて頂いた事も(あまり、意味無いかな?と思いつつ^^;) どうかお許し願いたく存じます。

このドラマは 私と嫁が 毎週、一緒にワクワクしながら観て 暇さえあれば「犯人は xxだな」とか「○○が なんか怪しいのよねぇ…」等と会話を交わし、楽しめた数少ないドラマのひとつでした。


特に、最終回の陣内の台詞は 当時、ある実際の事件が生じており、娘を愉快犯に殺された父親が話題になっていた事もあって、先日 私が「忠臣蔵」というタイトルで述べた記事の内容にダブりますが、考えたくも無いけれど 万が一、我が家の娘が…という話になった時、


「警察とか裁判なんて関係無い、俺は俺で裁きに行くから その時は後を頼むね」


そう、嫁に言いましたところ


「御存分に、で、アナタなら どういう風に復讐するの?」


と、聞かれ う~む、と自分なりの答えを話したばかりの頃でして…


そんな時に聞いた この台詞に、復讐者の心理とでも言うモノを如実に表していると感じ入り、この脚本は凄いな… そう感じたモノでもあります。


何と言えば良いか、巧い表現とは思えませんが「もし、復讐者だったら…」そう考えると、一般的には極端なケースになるとは思うけど、その心理は もの凄く理解出来たのです。


犯人については 終わってみれば「え?」という気分は確かにありましたが、それまでに充分すぎるほど楽しませて貰えた事を思えば良しだったと私は思いました。^^;


「氷の世界」に関しては あらためて語る機会もあると思いますが、「野沢尚」にしては ちと辛いエンディングだったかな…と思いましたが、雰囲気のあるサスペンスを楽しめたとは感じているので 私は好意的に思っています。(かなり、甘い採点です^^;)


いずれにせよ、このドラマの後に 新たなワクワク・ドキドキ出来るサスペンス・ドラマに 殆ど出会っていない事を思うと 只々、寂しい限りと感じています。


2周年記念動画の音楽を聴き、そしてこの記事を読み、私は「眠れる森」サブストーリーを書きました。

もちろんドラマも素晴らしかったですが、結局のところ、そのドラマを通じて何かを感じて、なんだかのアウトプットを出してみると、そのドラマから派生したた~~~くさんの、新しいドラマが読める!ということろがいいなあと、今回、改めて思ったしだいです。

コメントまでチェックしてなかったんですが、ブタネコさんてコメントまでた~~くさん書いておられるんですね。
これからは、コメントまできっちりと見ないといけないと学びましたわ。

ありがとうございますた。

★ kotetsu552005 さん

>サブストーリー

へぇ、面白そうですね^^ 後ほど、拝読に参上させて頂きます。

>そのドラマから派生したた~~~くさんの、新しいドラマが読める

そうですね、秀逸なドラマには 往々にして そういう楽しみ方が出来ますよね

それだけプロットがしっかりしている証拠だとも言えるんでしょうね^^

初めまして。
kotetsu552005さんの所からやってきました(^^)

kotetsu552005さんのサイドストーリーともども、楽しませていただきました。
この作品だけに限らず、野沢さんの作品は切り口がしっかりしてるなぁっと
いつもわくわくしながら読み進めました。
だから、亡くなられたと知ったときにはショックでしたね(^^;

「呼人」「破線のマリス」「眠れぬ夜を抱いて」「砦なき者」などなど、
一気に読み漁った記憶があります。
「破線のマリス」は、人の「思い込み」の恐ろしさを如実に語っているなぁ・・と感じたものです。

また、ちょくちょくお邪魔しきます(^^)
今後とも、よろしくお願いします♪

★ meiya さん

こちらこそはじめまして コメントありがとうございます。^^

これを御縁に 今後もよろしく御願い申し上げます。

 そろそろクリスマスが近づいてきたので、「眠れる森」のことを思い出し、「GOOGLE」の画像検索をしたら、こちらのホームページをみつけました。

<< 管理人権限で以下の文を削除させて頂きました >>

★ カミーユ さん

コメントありがとうございました。

しかしながら、この「眠れる森」という作品はサスペンス系の推理モノであるため 頂戴したコメントの大半がネタバレと判断し 管理人権限で削除させて頂きました事を どうか御了解願わしゅう存じます。


こんにちは、このドラマはユースケさんの演技が素晴しかったです。とても感情が入ってしまいました。
眠れる森は本当に完璧に近い傑作だと思っています。

★ しば さん

そうですね 私もサスペンス物のドラマと言えば まず、この「眠れる森」を思い出す程 このドラマは面白かったと記憶しています。

【※注意!!】

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