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2005年12月12日

● 昨日、悲別で…


以前、私は倉本聰の「昨日、悲別で…」を再見したいと思っていると述べた事がある。



すると、ある人がメールで素敵なサイトのURLを教えて下さった。


昨日、悲別で


サイトの隅々まで拝見させて頂いたところ、私にはとても懐かしく、物凄く嬉しかった。


主演の天宮良と その家族や友人達のストーリー…


このドラマで 最も記憶に焼き付いているのは 毎回、エンディングに 伊勢正三が歌う「22才の別れ」が流れ、冬の北海道の制服姿の学生達が楽しそうに集う映像が流れるところ。


そこが、北国育ちの私には 物凄くノスタルジックに響いたものだ。


学校からの帰り道、雪道を歩きながら 友達とふざけあって雪玉をぶつけあったり、息を白く吐きながら 楽しそうに走っていく女学生、そんな景色は雪国に生まれ育った者ならば 誰もが無意識に見慣れた景色。


そう、見慣れた景色だからこそ 当たり前すぎて忘れてしまう景色なのだ。


ドラマが放映されている当時、私は東京で会社勤めに明け暮れながらも 東京が地元の方には申し訳無いが、東京という場所のいろんな処が嫌で嫌で仕方が無い時期だったから ドラマの内容も大きかったけど、それ以上に エンディングで その忘れていたはずの「当たり前の景色」が呼び起こされて 郷愁にかられてしまったのだ。


幼い時から生まれ育った場所で ずっと生活していると当たり前すぎて気づかない事が沢山ある。


田舎が嫌で 都会で暮らしたい、そう思う若者は いつの世でも沢山いる。


実際に 都会暮らしの経験をする事はけっして悪い事では無い。


けれども、いつの間にか都会に縛り付けられた生活になっていたり、都会にいる事が偉いとか カッコ良いとか、なんか勘違いした様な疲れた中年を目にすると 余計な御世話だろうと理解しつつも「楽しいか?」と聞きたくなる時がある。


『昨日、悲別で…』に出てくる「悲別」という場所は架空の地ではあるが、夕張、美唄、歌志内など かつては炭坑が盛んな時代に沢山の人々が集い、活気のある街として栄えながらも 炭坑の閉山に伴い、過疎化が進んでしまった街がモチーフとなっている。


そんな街から夢見て都会に出た者、出ざるをえなかった者、そこに今でも暮らす者…


人それぞれ、いろんな事情や思いがある。


そういう部分を 倉本聰は「昨日、悲別で…」で 実に上手く描いており、だからこそ心に響く物語として私の記憶から消える事が無い。


故・千秋実が 映画館の親父役で 実に渋い。


その映画館で 天宮良と石田えりが踊るシーンがあるのだが、そのシーンこそが 私が最も再見したかったシーンである。


何とも言えない、万感が募るシーンであり、今回 上記サイトで再見できて 本当に嬉しかった。


再見して あらためて思ったが、この「昨日、悲別で…」は 私にとって今後も記憶に残る名作だと あらためて感じた。


匿名希望なので あえて御名前は記さないが、教えて下さった方と、同時に 上記サイトの運営者の方に対して この場を借りて篤く御礼申し上げる次第です。



お駄賃

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コメント

丁度大学生の頃ですね、オンエア。ドラマは殆ど見ていなかったのですが、大衆心理学の授業で、教授(テレビ好きで今もよくテレビに出てる人なんです)が絶賛していたのを覚えています。
歌志内がロケ地だったのではないでしょうか。そんなことを思い出しました。

★ mac さん

そのせつは温かい御言葉をありがとうございました。^^

このドラマは 間違いなく名作だと 私は思っております。^^

その上で「大衆心理学」という見地で語るにも ちょうど適当な内容が物語の中に含まれており、もし 私が聴講生だったならば さぞ、楽しい授業だったと 勝手ながら想像する次第です。

ええ、歌志内や芦別近郊などがロケ地だったと記憶しております。^^;

ブタネコさん、元気になられてよかったですね。ご自愛ください。
あの教授の講義は面白かったですよ。いつも超満員でした。今度拙ブログでも書かねばいけませんね。

以前、歌志内の街を通ったとき、ドラマの宣伝ポスターが貼ってありました。
また宜しくお願いします。

★ mac さん

>今度拙ブログでも書かねばいけませんね。

楽しみです^^

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

ご存知かもしれませんがCSの日テレプラスで2月から
「昨日、悲別で」が放送開始されます。

自分的には「世紀末の詩」の一挙放送も気になるところです。

以上情報ネタでした。

★ やじ さん

こちらこそ今年も宜しくお願いします

>「昨日、悲別で」

情報ありがとうございます

それにしてもCSですかぁ… 嬉しくもあり、複雑です

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