● 逃亡者 木島丈一郎
皆様は 御記憶されておられるだろうか…
今年の春の公開され、5月9日に『交渉人 真下正義』という記事を私は書いた。
その中で、
『是非、この「寺島進」を主役で ドラマ・シリ-ズをやって欲しい… 切実な願望である。』
と、私は述べた。
それが聞き届けて貰ったかの如く、錯覚するほどに 逃亡者「木島丈一郎」として放映されたのは 実に嬉しい限りである。
亀山さん ありがとう。^^
さて、『逃亡者 木島丈一郎』を見た。
この放送だけを観た人には このドラマの良さを完全には理解出来ないだろう。
同時に、あら探しだけに夢中な人には 筋書きに無理や、意味不明な点を多々、見つけて そこを批判の対象とするだろう。
実際、私も 今までにいろんなドラマや映画にケチをつけてきた人間だから そういう見方でケチのつけどころが絶対に無いと言い切れる作品じゃ無い事は理解出来るつもりである。
しかし、私は この『逃亡者 木島丈一郎』を フジテレビの亀山クンが 私の切なる願いを聞き届けて作ってくれた番組だと勝手に思い込んでいる。^^;
(ここ強調しておきますよ「勝手に思い込んでいるのです」^^;)
だから、その男気に、私も男気で応えねばならないと意気に感じるので 今回は絶賛する。
何故、青森まで逃げ切れるのか? そこに無理を指摘する輩もいるだろう。
事件を解決する方法は 他にもいくらでもあるだろう… そういう指摘の声も聞こえる。
けどね、そんなの どうでも良いの。^^;
違う視点で考えてもみて欲しい。
例えば、2時間ドラマと呼ばれるドラマが世に登場して もう、随分経つ。
最初の頃は 推理物や、悲劇物等を 映画とほぼ同じ2時間という時間の枠で表現できる事から とても新鮮で、かつ面白いドラマが多かった。
中には 初回作が好評で 続編が次々と制作された物もある。
しかし、ここ数年の2時間ドラマの体たらくは 如何なものか?
山村美沙の「京都~」、西村京太郎の「時刻表~」、内田康夫の「浅見~」だとか、片平なぎさ主演の「葬儀屋~」とか もうね、マンネリを通り越して、惰性で作っているとしか思えないクオリティの低いドラマが沢山目に付く。
その上、ヘタすると新聞のTV欄で 出演者の役者を見ただけで「あ、このドラマの犯人は~ね」と 番組を見る前に事件解決しちゃってる事もしばしばである。
そんなのに無駄な制作費を使うぐらいなら 今回の『逃亡者 木島丈一郎』みたいな物を ドンドン作って欲しいと私は懇願する。
(船越英一郎や山村紅葉には悪いけど…^^;)
多少の設定の無理や無茶なんか、マンネリに比べたらはるかにマシであり、問題のうちに入らない。
特に『逃亡者 木島丈一郎』においては 木島の人となりを充分、堪能でき、そのキャラクターに 何故か、時々目頭が熱くなり 2時間ずっと、下瞼がジワジワしてた私だった。
「逃亡者は北へ逃げる」
「弁当の裏蓋の飯粒を ちゃんと食え」
その一言に「よっ! 木島ぁ」と声をかけたい衝動に駆られる。
これが映画じゃなく、TVドラマだったのも 非常にありがたい。
エンディングで
「メリ~・クリスマスだ バカヤロウ!!」
映画「交渉人 真下正義」の冒頭における 木島の衝撃的な登場に繋がる筋書きに 妙にウンウンと頷き、満足出来た。
知らぬ間に こういった制作を「スピンオフ」とか言うらしいが、オッサンには サイドストーリーでいいんじゃ無ぇの?と思いつつ…
爆発物処理班の松重豊や、SATの高杉亘を主人公でも充分。
「踊る~」シリーズの登場人物には 充分、そういう展開があってもいいと思われる濃いキャラが沢山いるのだ。^^
そういった2時間ドラマが どんどん制作されていくことを 今後に大いに期待したい。


