● MOMENT
本多孝好:著『MOMENT』について語ってみる。
『本多孝好 カテゴリー』に 今まで読んだ本多孝好の本について語ってきた。
上の画像を見れば判る通り、本の帯に「人生の終わりに、ひとは誰を想うのだろう。」とある。
これだけを見れば「恋愛小説かな?」と思うかもしれない。
でも、単純な恋愛小説では無いし、恋愛小説では無いストーリーも展開される。
この本多孝好の物語は どの本も独特の雰囲気が漂い、今まで私が読んできた数多の作家達の醸し出す雰囲気の中に 同じ様なモノが無い、つまり、本多孝好独特の雰囲気・世界がある。
ちょっとだけ内容に触れると、
「死を間近にした患者の願い事をかなえてくれる人がいる」
ある大きな病院の入院患者、特に長期で死期の近づいた患者達の間で口伝されてきた伝説の様な噂話が流れている。
「必殺仕事人伝説」とも呼ばれる その噂では病院の掃除婦が その仕事人なのだと…
死期の近づきを悟った患者は、ある掃除婦の青年に願い事の様な相談を持ちかける…
この様に述べると、ホラー系の怖い話ですか? と思われるかもしれないが、けっして そういう系統のジャンルでは無い。
かと言って、コミカル・タッチでは全く無い。
ほんと、難しいんだよね 本多孝好の作風を表現するのって… ^^;
