● 11月4日
ブタネコから依頼されて 初めてこんなブログの存在を知り、ビックリするやら 呆れるやら
ブタネコの表現を借りると 私は「易者のような診断しか下せない二代目開業医」ということになるらしい。
実際の処、真っ正面から彼に言い返せるほど立派な医者では無いから仕方無いけれど、腹は立たず、読んでいて懐かしいやら、笑うやら いかにもブタネコらしい文章だなあ
ブタネコは学生の頃から 言いたい事をハッキリ言う奴で、でも それでいて皆から嫌われるのでは無く むしろ、言いたくても言えない、言いにくい事を代わりに言ってくれる奴として好かれていた反面、ブタネコを激しく嫌う奴がいたのも事実だ。
言動にメリハリが激しいぶん、人間関係にもメリハリの効いた奴なのだ。
来る者は拒まず、去る者は追わず、中途半端に表面上だけ御機嫌を伺うような奴を もっとも激しく嫌う奴 それがブタネコだ。
このブログのメンテナンスを頼まれて 最初の記事からずっと読み返してきて思ったのは ブタネコの記憶の良さと文章の上手さだ。
少しだけ、勝手にネタばらしをすると 彼はプロの物書きだから、当然と言えば当然の話。
ただ、プロの物書きと言っても小説家という意味では無く、最初は システムエンジニア時代に企画書や設計書書きから始まり、ファミコン全盛期には攻略本制作に携わり、最近は いくつかの雑誌にエッセイや旅行記を本業では無く、ゴーストライターとして 趣味で綴っていたりする。
中学生や高校生の頃、遅刻すると反省文を書かされたものだが、大抵の生徒は
「明日からは 目覚ましを30分早くセットして二度と遅れないように注意します」
という文章を2・3行書くのが精一杯で 何度も遅刻して 何度も書かされる羽目になると すぐに書く事が無くなってしまい、毎回、同じ様な内容となってしまって生徒指導の教師から
「毎回、同じ事書いて それでも遅刻するオマエは阿呆か?」
と怒られたものだが、ブタネコの反省文は 反省文の枠を越えており、
「昨夜、予習の後に ***という本を読みました。 @@@という作家が書いた 推理小説です。 この作品は とても素晴らしい作品で エンディングに至るまで犯人やトリックが見抜けず なんとか見抜こうと試行錯誤しているウチに 気がついたら朝になってしまっており、あぁ、朝か・・・と 朝の陽射しが眩しくて 僕は目を閉じた。 そしたら眠ってしまっていた。 目が醒めた時、時計は8時半をさしていた・・・」
そんな内容をB5のレポート用紙に2・3枚の長文で短編小説みたいに 時にはコミカル、時にはホラー仕立ての文章で書き綴ったものだ。
我々が通っていた学校では 生徒指導室の入り口の横の廊下の壁に その日、遅刻した者の反省文を掲示するのが慣例で 休み時間にブタネコの反省文を見つけるのが 密かに楽しみにしている生徒が多く 遅刻の反省文なのに
「ファンなんです。 毎回楽しみにしています」
と、後輩達から言われていたのは 彼ぐらいのもの。
同級生よりも後輩達に 卒業後も伝説となって語り継がれたのは 同級生の中ではブタネコと「亡き友」ぐらいのものだろう。
では、そんな彼の本業は?と言うと それを説明するのは これが実に難しい。
彼は 彼自身が このブログで断片的に述べているけれど、大学を出た後に 誰もが名前を知っている電算機メーカーに就職しシステムエンジニアとして 主に金融系のシステムや通信系のシステム構築を担当していたが、ある日 スパッと辞めて帰郷し、喫茶「職安」と我々が呼ぶ店の常連達の仕事を手伝う様になったのだが、その仕事とは 運送会社や パチンコ(パチスロ)機械を販売・設置する会社だったり、不動産会社や興信所と 実に多岐にわたった。
つまり、彼は ひとつの会社の いち社員では無く、いくつもの会社に同時にかかわり、今日は不動産屋だけど 昨日は運送屋という感じで 毎日をいろんな仕事にかかわっていたわけで そんな彼を我々友人達は「個人事業の総合商社」と呼んでいた。
そんなブタネコにとって「バブル」の時代は まさに彼の為にあった時代と言える。
彼は バブル初期には不動産業で財を成し、バブル後は不良債権処理や倒産整理を主に手がけて今に至る。
だから、一口で言えば 今の彼は「経営コンサルタント」というのが 一番、近い表現なのだろうと思うけど そう呼ばれるのを酷く嫌っているあたりが 彼の判り難いところで もの凄く広い意味での情報処理業者とでも言うのが 一番的確の様な気がする。
現在の彼は 彼が再建にかかわったり、コンサルティングしている会社の非常勤役員として報酬を得ており、その数は数十社にわたるから 健康を害してしまった数年前より、殆ど自宅で隠居暮らしに徹していたわけだ。
そんな彼だから 実に見識が広く、一般的には裏側社会のイメージが色濃い分野の商売に関して 決して彼はヤクザでは無いけれど 彼はそういったビジネスの関係者の中でも トップクラスのエキスパートと言って良いほど いろんな業界の慣例や法知識に明るく 彼の個人的趣味・思考も相俟って「歩く雑学辞典」でもある。
ブタネコが書いている 喫茶「職安」や「亡き友」の話にはプライベート的な内容も多く公に出来ない事も多いから 事実を全て書いている訳では無いし、まだまだ書いていないエピソードは沢山あり、脚色的な表現はあるけど嘘は書いていない。
知らない人にとっては それがフィクションに思えようが、ノン・フィクションに思えようが、どちらでも良い事なのであろうけど、我々にとっては とても懐かしく、そして とても重要な記憶の断片である事は間違い無い。
誰の言葉かは知らないが 人は誰でも自分の半生を文章にすれば、誰でも最低1冊は名著が書けると聞いた事がある。
このブログを読んでいて 部分的には苦笑している私だけれど、もうちょっと続きを読み続けたいと思ったから 本人が復活するまでは存続させてあげたいと思うばかりです。
さて、スポーツ新聞の記事を見た ブタネコの談話。
「世界の中心で愛をさけぶ」のスタッフで 東野圭吾の「白夜行」をドラマ化するという記事を読み、ブタネコ曰く
「”白夜行”を傑作だと評価する人も多いけど 俺は、そんなに傑作だとは感じていない。 けど、物語的には とても面白い構成というか表現方法だった事は認める。 で、問題なのは 主役を綾瀬はるかと山田孝之にキャスティングという事で もし、原作を そのまま映像化するという事ならば どう考えても”純愛ストーリー”では無いのに、何故 記事やプロデューサーは”純愛”と言うのか それがもの凄く疑問だ。 そして、あたかも”セカチュー再び”と煽るところがTBSの悪い面が前面に出てるようで吐きそうだ。 肝心な事は 演出に 堤幸彦の名前が無いのが大きな不安材料だが、森下脚本という事なので クソみたいな原作を 珠玉の作品にアレンジしたセカチューの様に 決して純愛ストーリーにこだわらず サスペンスという部分に新たなスタンダードをもたらす作品になれば それはそれで楽しめるかもしれないなあ・・・ それにしても、”白夜行”って推理小説なのに なんで内容を この時点でネタばらしするのかね? もう、それだけでマスコミや制作サイドに対してゲンナリするよ 俺は」
今後も このブログを宜しく御願い申し上げます。
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