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2005年10月02日

● あした


大林宣彦の「新・尾道三部作」の2作目の作品として1995年に公開された。

実を言うと 私は大林作品の中で この「あした」が最も好きな作品なのである。



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この作品は

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嵐に遭遇して沈没した「呼子丸」というフェリーの乗客達から その遺族や恋人達に 遭難の3ヶ月後に

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突然、メッセージが届き

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呼子浜に呼び出される事から始まる。


ま、簡単に言えば 何かの理由(事情)で

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沈没した船と乗客が蘇り、恋人や家族と再会して しばしの時間を過ごす…というストーリーである。


死者と再会する、それも 事故や天災という突然の別れで逝ってしまった家族や恋人は その死を当然、予期していなかったから きちんと別れの言葉を交わしていないので、どこか心残りになっている事が互いにあるのが普通と言っても良いだろう。


そんな者同士が 一瞬でも再会し、言葉を交わせるタイミングを得られる…


それは、最高のメルヘンと言っても良いのだろう。


実際、私も人生の中で 不意に先立たれてしまった友や親戚がおり、その中には 出来る事なら 僅かな時間で良いから もう一度会って、言葉を交わしたい人達がいる。


固い話をするならば、私には 私なりの死生観や宗教感がある。


今年の正月明けに TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」で 再び、それらを考え直す機会を得て久しいが、この「あした」という映画を観た時も「世界の…」ほどではないけれど やはり、ちょっとの間、死生観や宗教感を考え直したものだった。


特に「あの世」があるか否か? 天国って場所があるか否か?

(ブタネコの行き先は”地獄”だ…というツッコミは無しで^^;)


私はTV版「世界の…」の 廣瀬亜紀(綾瀬はるか)に言われる以前に 


「神様」の存在は信じないし、認めていない。


しかしながら、霊魂の存在は経験上、信じているので そういう霊魂の拠り所として「あの世」とか「天国」という場があるのかもしれない…とは思っている。


ただ、実際に、それらの有無や実状については 死んでみないと判らないわけで、死んでからのお楽しみ…と その時の為に あえて今からゴチャゴチャ考えずに 楽しみにとっておく事にしている…というのが本音である。


だから、もし、「あの世」とか「天国」という場があって そこで、先だった人々と再会が叶うのだとしたら、その時に恥ずかしい思いをしないために 満足する人生を全うし、再会した人々に


「オマエが死んだ後に ~な事があってさ…」


と、笑い合って話し合えるネタを一杯貯めておこうと思っている。


けどね、やっぱり フト先立った者を思う時、言ってやりたかった言葉や 聞いておきたかった話や意見があり、それが奇妙に気になってしまう時がある。


この「あした」という映画は それを具現化したストーリーと言って良い。


現実的に醒めた言い方をすれば なぜ、その船が蘇る事が出来たのか?等 ツッコミどころはいっぱいある。


けど、そんな事は どうでも良いと思って観ないと こういう映画は成立しない^^;



さて、この映画の登場人物は

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彼氏を失った 宝生舞

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その彼氏 柏原崇史


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同じ水泳部の選手

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その水泳部のコーチ ^^;


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「秘書 兼 愛人」と 社長夫人

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その 社長 兼 亭主 ^^;


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一人だけ残された 亭主 ^^;

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遭難に遭った その亭主の妻と娘


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一人だけ残された ヤクザの親分

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遭難に遭った その姐さんと孫

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その子分達


そして、たまたま居合わせてしまった

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女子大生 高橋かおり

(もうひとり 女子大生Bが登場するのだが、画像が見つからないので割愛^^;)


そして、謎の女(天使とか死神とか諸説あり^^;)

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原田知世


その他…

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中江有里

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尾美としのり… などが出演。


尾道三部作:恒例の 

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素敵な風景も沢山お目にかかれるのだが…



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意味の無い裸もある。




さて、これまでに このブログで大林作品を いくつか取り上げてきたが、この「あした」を最期に この後の大林作品には 一応、目を通してきたけれど 私の心に残る作品は無い。


尚、最期に…


ふたり』と言う記事の中で


この オサーンには 今度、記事を書こうと思っている「あした」という作品でも 私はヤラれる事になる。


と述べたのだが、それは このオサーンは この「あした」の中で

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沈没船の船長役をしており、良い台詞を言うのである。



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コメント

そういえば、映画版セカチュウの中で
天国なんてもんは生きてるもんが考えた発明品で
、いつか死に別れた人と再会できる場所として
そんなもんがあると信じていたいんだよというセリフがあるんですが。

この中で、植木等演じる親分と引き換えに孫が生き返るんですけど・・・。
うーん、メルヘンとはいえそこまですんのかという・・・。

★ Ageha さん

メルヘンですからね^^

はじめまして。私は大林監督のファンで、いろいろネットサーフィンしてたところブタネコさんのブログにはまってしまい、色々読ませていただいてます♪
私は野島伸司さんも大好きで、それはブタネコさんと唯一合わないところかもしれません。でも、あとは、すごく自分のツボに入りまくりって感じです。これからも、たびたび、お邪魔させて下さいね~☆

★ あん さん

こちらこそ はじめまして

コメントありがとうございました。

今後も よしなに御願い申し上げます。

はじめまして。Gyaoで「あした」をみて、号泣してしまい、
関連サイトがないか、検索していて、ここを見つけました。
実は公開された時にもみているんですが、その時は、
全く泣けなかったのです。
でも、それから12年の間に、私も大切な人達を失い、
誰一人として、きちんと「さよなら」が言えなかったので、
こんな風にもう一度会えたら、たくさん話をしたいです。

水泳コーチの2人は夫婦ではなかったのではないでしょうか。
男性のアプローチを拒み続けていた女性が、
その理由を明かし、男性が今までも待っていたのだから、
これからも待っていると言ったような気がします。
船長さんの言葉、最後まで泣かされました。
DVDを買おうと思っています。

★ 赤うさぎ さん

はじめまして、コメントありがとうございます

御指摘の件、すっかり 私、勘違いしたままで記事にしており 間違った記述でした 申し訳ありません。

先程、訂正させて頂きました。


>船長の言葉


ええ、私は そこでズドンと泣かされました。^^

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