● 前略おふくろ様
私が今までの人生の中で これまでに観てきたTVドラマの中で「北の国から」全シリーズと TV版「世界の中心で愛をさけぶ」の二作は別格である。
良いドラマは 人生観を変えてしまう。
その二作は まさに、私の人生観を変えたと言える。
ゆえに、この二作を悪し様に罵る者がいるならば 交遊を絶つ… そう言い切る。
実を言うと もう1本 私の中で その二作と比肩する作品がある。
それは 昭和50年から51年にかけて 日テレ系で放送された

「前略 おふくろ様」である。
だから、調度良い機会なんで申し上げておくが、上記3ドラマを つまらないとか、面白くない… そう思っている方は 二度と このブログを読みに来なくて結構です^^
そう言う方とは 私は 絶対に仲良くなれないし、話もしたく無い。
ちょうど、私にとっては 高校生の頃で 実生活でいろんな事があり、人生観、死生観、宗教観など… いろんな事を真剣に考えた時期である。
その時に放送されていた この作品は まだ、家庭用のビデオなんか無い時期だから、どんな事があっても この番組だけは欠かさずに観て その内容から克明に脳裏に記憶されたものだ。
だから、今でも その内容の殆どを覚えている。^^;
このドラマは 倉本聰が原作で 主人公の板前・三郎役が
萩原健一
ヒロイン・かすみ役が
坂口良子
三郎の大先輩で勤め先の料亭「分田上」の板前頭 秀次に
梅宮辰夫
料亭「分田上」の大女将
北林谷栄
料亭「分田上」の若女将
丘みつ子
「分田上」の仲居達と 近所の居酒屋「おそめ」の親父
かすみの実家は 深川の古くからの鳶で渡辺組、かすみの父で頭の
加藤嘉
渡辺組若頭の 半妻さんこと 半田妻吉に
室田日出男
その子分 利夫に
川谷拓三
料亭「分田上」の板前
小松政夫
そして、三郎の従姉妹で「恐怖の海ちゃん」
桃井かおり
あらすじを述べると、東京の深川にある料亭「分田上」で 三郎は板前修業をしている。
三郎は 今風に言えば 少々、マザコン気味ではあるが、母想いの心根の優しい男である。
物語は 日々の板前修業の中で起こる いろんな出来事を
「前略、おふくろ様…」という書き出しの手紙に綴る… そんな形式である。
ヒロイン・かすみは 渡辺組という鳶の頭の一人娘で 分田上に仲居として働きながら、三郎の事を想っている。
渡辺組の若頭 半田妻吉は 40歳を目前にした男で 周囲の者達から凶暴な男と怖れられているが、実は もの凄いマザコン男で ヒロイン・かすみを 実は密かに想っている。
その子分 利夫は チャランポランな男だが、三郎の従姉妹である 海ちゃんと出会い、海ちゃん一筋とホレまくる純粋な男でもある。
画像を見て頂ければ判る通り、役者達が 皆、若い。
中には 室田日出男や川谷拓三の様に鬼籍の人も少なくない。
今回、記事をまとめるにあたって 久しぶりに見直したのだが、この物語は 今でも充分に通用する…、いや、今の様に「情」というものが 昔と変わってしまった感がある今だからこそ このドラマを観て 何かを感じて欲しいと願うばかりである。
この「前略おふくろ様」は 後にパート2が作られたのだが、パート1が 全26話で パート2が 全24話、今の基準で言えば 2クール分 半年間の連続だったわけだが、全編通して見直しても 全く、中だるみ無く 飽きる事無く観る事が出来る。
けっして、奇抜なストーリーでは無く もしかしたら、身近に似た様な話があったり、登場人物の誰かに 奇妙に似た人物がいたりもする。
つまり、身近な物語で綴られるのだ。
同時に、この番組が放映されてから30年という月日が過ぎている。
舞台となった深川は まだ、高速道路が建設されておらず、錦糸町を新天地と呼んだ時代を観る事が出来る。
これはね… とても懐かしい事でもあり、とても大事な事でもある。
「温故知新」という言葉がある。
古きを訪ね 新しき事を知る。
これは 時に、重要で必要なんだと 私の場合は「前略おふくろ様」を観るだけで感じるのだ。
たとえば、話の一部を紹介すると
第25話 半妻は見合い相手との挙式の当日を迎え、式場で着替えた途端 急に式場を抜け出してパチンコ屋に行ってしまう
それを 三郎や渡辺組の若衆が 必死に説得し
最終的には 渡辺組の頭まで登場して 半妻を説得するが、半妻は黙して語らない。
その間、待ちぼうけを食わされた新婦は 腹が空いたと
ラーメンを豪快に かっ喰らい、
「馬鹿にしやがって」と啖呵をきって 怒って帰ろうとするところを 周囲に引き留められたりしている。
その後、無言のまま渋々式場に戻った半妻は 控え室で三郎にだけ 胸の内を語る。
ネタバレしたくないので その語りは記さないが、この時、半妻が語る台詞は もの凄く説得力がありつつも 傍目にはバカバカしくもあり、何とも言えない哀愁もある。
で、この一連のシーンで見る事が出来る画に
昭和50年時 まだ、デジタル機は一般的では無く、 このようにチューリップだけのシンプルなパチンコ台なわけで、
しかも、今は見る事が出来ない手打ちの機械なのである。
30歳代後半以上の世代であれば この画は とても懐かしいはずだ。^^
そして、この頃の「かすみちゃん」こと
坂口良子は とてつもなく可愛いかった^^
特に、ちょっと怒って ふくれっ面で、少し涙目… この顔は最強だった。^^
当時は キャンディーズ、ピンクレディ、山口百恵、桜田淳子… いろんなアイドル達がいたけれど
私は この坂口良子にヤラれてた。
それを、当時から知る 我が嫁は知ってるからであろうけど このテクを自分のモノにして私の操縦法を身につけたと言って間違い無い。
この記事の終わりとして 知る人ぞ知る、「前略おふくろ様」のオープニング画面を挙げておく。
井上堯之バンドの演奏するテーマ曲と 滝田ゆうの漫画、実を言うと ここまで記している時点で 涙ぐんでいる私がいる^^;









以上です。
