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2005年09月09日

● 悪霊島(鹿賀版)


今回は「悪霊島」に触れてみたいと思います。



悪霊島

「鵺(ぬえ:伝説上の怪鳥)の鳴く夜は気をつけろ…」


それが この映画のキャッチでした。^^;


この作品の原作は 横溝正史氏の最後の書き下ろしとなった長編です。


この作品は 一連の


「東宝-市川崑-金田一:石坂浩二」ではなく


「東映-篠田正浩-金田一:鹿賀丈史」というスタイルで1981年に制作・封切りされた。


悪霊島

個人的には「鹿賀丈史」の金田一耕助も けっして悪くないと思ったが、いかんせん篠田正浩の様な監督に任せた事が 原作の面白さをすっかり損なわせ、金田一耕助というキャラクタ-も生かし切れていない。


これは 日本映画の典型的な醜悪なパターンと言って良い。


篠田正浩と言えば 東映の、というよりも日本映画の世界では巨匠と呼ばれる一人なのかもしれない。


けどね、巨匠の仕事だから 全てが素晴らしい… そう安易に決めてしまう風潮に 私は辟易する。


たしかに、篠田作品には 素晴らしい作品もある。


だからこそ、巨匠と呼ばれるのは 私も理解するし認める。


でも、


「監督独自の視点・解釈で映画独自にオリジナリティを持たせる」とか、


「作品の素晴らしさを認められないのは観客側の素養の乏しさが原因」とか 


映画自体 中途半端なストーリーにしておきながら


「観た人に考えて貰うための手法」


等と 姑息な提灯記事しか書かない 試写会で無料で映画を見せて貰ってる ハイエナの様な映画評論家達のおかげで日本映画が堕落した…と 私は言いたいのである。




悪霊島

さて、この映画は そんな巨匠:篠田の手法として ヒッピー(死語ですね^^;)青年役(古尾谷雅人)の視点で その物語の大半が描かれ、部分的に第三者視点で描かれる。


だから、冒頭とラストに ヒッピー達のテーマソングのひとつとも言える ビートルズの「Let It Be」が流れる。


「Let It Be」が名曲である事は認めるが、何故、横溝作品とビートルズなのか? それは観賞後20数年経った今日でさえ 私には判らない。^^;


推理物の様でありながら 犯人や動機や背景やトリックに関して 薄っぺらな表現ばかりで どちらかと言うと 登場する人物達の人間像を一生懸命に描こうとしている様な気もするが、ハッキリ言って 描き切れていない。


だから、いったいどんな映画にしたかったのか? 横溝作品の大ファンを自認する私としては 篠田を正座させて問い詰めたい。


ゆえに、この映画での 私にとっての魅力は


悪霊島

悪霊島

悪霊島


といった 瀬戸内大好き人間の私としては 嬉しくなる景色が見れた事。


それだけである。




で、恒例のクイズ(?)

悪霊島

この ミニスカートが似合う 可愛いい女の子は誰?








ヒントは…






悪霊島






正解は


悪霊島

悪霊島

根岸季衣です。^^;


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コメント

コメント&トラバありがとうございました!
毎回きれいなキャプですね~…。いつも楽しませてもらってます。
私もキャプった画像は色々保存してて持ってるんですが、どこまでアップしていいか定かでないもので、いまだ未公開のままに終わっています。
こちらのブログを見ている限り、このぐらいなら大丈夫そうですね…。今度試してみようかな?
この映画、確かに市川作品に比べると一段落ちますね。ただ最近の古谷金田一や稲垣金田一よりは数段勝ってます。(映画とTVドラマの違いがあるんで、あたりまえか(~_~;))
古谷さんのも最近TVであった『真珠郎』なんか最悪だったもんな~…。

>>「Let It Be」が名曲である事は認めるが、何故、横溝作品とビートルズなのか? それは観賞後20数年経った今日でさえ 私には判らない。

…同感です。冒頭のジョン・レノン射殺のニュース、始めてみたときは何事か?と思いました。
ただ岩下志麻さんの美しさや室田日出男の味のある警部、そしてやはり重厚な佐分利信などは光ってましたね。
おっしゃるとおりミニスカの姉ちゃんもよかったです。(あのアラレちゃんメガネ、今ではかけてる人ほとんどいませんよね…)
なんかガラッぱちみたいな喋り方がよかった。(笑)

★ Jannita さん

>こちらのブログを見ている限り、このぐらいなら大丈夫そうですね…。

これ、結構 覚悟とか、許可申請とか、コネとか、腹の括り方とか
そんなのが必要です^^;

それと、レンタルBlogを御利用の場合は その提供先の考え方に
より 利用者の意思と違う対応を求められたりもしますので 御注意を^^;

>古谷金田一や稲垣金田一よりは数段勝ってます。

古谷の初期の頃は とても良かったんですけどね^^;
作品数が増えるに従って 金田一というよりコロンボみたいに
なっちゃった感がして、最近のは馴染めません^^;

稲垣のは 論外なんで 触れたくありません^^
岩下志麻はね… 監督の篠田の嫁って部分が 引っ掛かって仕方がありません。^^;

室田日出男と佐分利信は 良かったですね^^
その点は 同感です。

>ミニスカの姉ちゃん

今回、見直した時 最初は誰か判らなかったんです。

でも、足が とても綺麗なんで 誰なんだろう?と調べたら…^^

とにかく、大好きな岩下志麻さんがtvで映「悪霊島」をすると知り、慌てて辞書片手に原作を読んだのが13才の時でした。初めての横溝作品に、驚きました! すばらしい!! 

(すいません、管理人権限で部分的に削除させて頂きました。)

画が浮かび、でどきどきしながら放送日を待ちました。で、いざ。見てみたら、ありゃ。確かに拍子抜けしました。

続)10年ほど前、友人と鷲羽山に上り、「ココから金田一さんと磯川警部が、レコーダーを聞き、刑部島をのぞんだのか」と瀬戸内海を見下ろすと、胸が熱くなりました。満奇洞も真鍋島も、最高でした。そして、先日。dvdを購入し、20年ぶりに見ました。......いいんです、ね。原作は私の中にあるけれど。映画はこれで、いいんです。だって2時間だもの。悪霊島のイメージは、充分伝わってきた、と、年なのか、丸くなったのか、私はそう思いました(^^) 

★ kon さん

まず、せっかくのコメントでしたが 一部分を管理人権限で
削除させて頂きました事を どうか 御理解頂けますと
ありがたいです。

明確な基準を明記しているわけでは無いので 少々、強権的と
御不快に思われるかもしれませんので、理由を申し述べますと

横溝作品に関しては 推理小説という事を考え 記事作成に
おきましても 出来るだけネタバレをしないように 最低限の
配慮を こんな状態でも 心がけております^^

今回は 文中に「誰が誰を殺した」という明確な表現があり、
それは さすがにマズイと考え その部分のみを削除させて
頂いた次第です。

どうか、御理解願います


さて、鷲羽山は 私も大好きな地です

このブログの「横溝正史」のカテゴリーの中に
「鷲羽山」というタイトルの
記事も書きましたので 御一読頂けますと幸いです

こちらこそ、ごめんなさい!!!
つい大好きな小説だったもので!!!
また、遊びに来さしてくださいね。

ぶたネコさんの鷲羽山への思い、わかります,,,,行きたくなっちゃいました。

★ kon さん

どぞ、お気軽に^^

初めまして、キャプチャ画像がとても綺麗なのでトラックバックさせていただきました。
にしてもやはり、お詳しい方は視点が違いますね。私は岩下志麻さんのキョーレツさにただ吃驚しておりました。

★ ぷちターボ さん

遅レスですいません^^;

コメントありがとうございました。

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