● 雑感(9月5日)
人影も見えない、午前零時…♪
と、歌い出すのは徳永英明の「レイニー・ブルー」だが…
なにかと雑用が一区切りつき、私は自室を出て風呂場へと向かった。
鼻歌を歌いながら 真っ裸になり、湯船に浸かる。
いい歳をかっ喰らっている私だが、一般的な同年代の社会人とは 生活時間のサイクルが全く違ってしまい、私が風呂に入るのは こういう丑三つ時か さもなくば真っ昼間だったりする。
真っ昼間の時は 生活騒音とでも言うべき いろんなノイズが流れているから、仮に 風呂場の窓を開けて 大声で歌っても 外では 殆ど聞こえない。
けれども、夜中、それも丑三つ時の入浴時は 何故か、家中に聞こえてしまい 嫁や娘から
「近所迷惑だから 御願いだから止めて」
と いつも注意されてしまう。
しかし、湯船に浸かりながらの一曲は 風呂場独特のエコーも伴って 実に心地良い響きがある。
さて、一昨日の負傷により 現在、私の左足は脛から足の甲までギプスでガッチリと固められている。
なので、濡らすわけにはいかないから 大きめのポリのゴミ袋に左足を入れて 膝下の所でガムテープで防水処理をして風呂に入っているわけだ。
従って、湯船に浸かるときも

【イメージ画像です】
こんな感じで 足を湯船の上に出して入る格好となる。
で、その格好で 適度に熱めの温度に設定した湯に浸かりながら 最近はサンボ・マスターの「世界は それを愛と呼ぶんだぜ」を歌っていた。
そんな時である…
フト、数日前から始まった ポカリスエットの秋バージョンの新CMを思い出す。

まさに、綾瀬はるかと私は 同じ格好で湯船に浸かっている。
「そうか… これは サンボ・マスターより ミスチル歌わんと駄目じゃないか…」
生まれたての僕らの前にはただ
果てしない未来があって
それを信じていれば 何も怖れずにいられた。
軽快に そこまで歌ってきたところで… 不意に鼻がムズムズして クシャミが出た。
すると、それがキッカケで 不安定な態勢だった尻がズルッと滑り…

【イメージ画像です】
こんな感じで いきなり湯船に落ちた。
実は、私 負傷していたのは左足だけじゃ無くて 右腕もなのである。
もっとも、右腕は 青タンが出来て腫れ上がっているだけだから 普段は湿布を貼ってるだけなんだけど… 打撲のおかげで腕に力が入らないのである。
それを すっかり忘れていた。
湯船から顔を上げようとしても 腕に力が入らないから なかなか水面から上に顔を出せない。
決して、パニクっていたわけじゃないから それなりに冷静でいたつもりなんだけど、クシャミして落ちたから 肺の中に充分空気は無いし、落ちる時に 鼻から水吸っちゃうし… さすがに、すぐ息苦しくなってしまった。
しかし、人間 いざという時には「火事場の馬鹿力」を発揮するモンだね^^;
水中で冷静に 心の中で「1・2の3!!!」と号令をかけて 一気に腹筋で反動をつけると ようやく水面に顔が出て 久しぶりに酸素にありついた喜びにムセながらも

【イメージ画像です】
「オッシャー!!」と 危機からの生還の喜びの雄叫びを上げる。
実を言うとね、私が 元来、ヘビー・スモーカーである事は 何度も いろんな記事で申し上げてきた事だが、同じタバコの一服でも シチュエーションの違いにより 実に美味い一服というタイミングがある。
中でも 有名なのは「目覚めの一服」とか「食後の一服」なのだが、私は別に 風呂の中での一服というのが 実は大好きで その時も溺死しかけた事から免れた記念の一服を楽しもうと 風呂の窓を開けて 胸から上だけを開け放した窓から出して 夜空を見上げながら タバコを吸っていた。
すると、背後でガラッと音が…
見ると、嫁と娘が 風呂場のドアを開けて中を覗き込んでいる。
私「あれ? どうした?」
嫁「どうした?じゃ無いわよ 夜中に変な声 あげないでくれる?」
娘「いったい どうしたの?」
私「え? いや…、あ、今ね 風呂で溺れそうになってさ」
嫁「御願いだから… そんな恥ずかしい死に方しないでね」
娘「もう… 最低…」
私「だってさ… ギプスだから 身体が上手く動かないからさ…」
嫁「とにかく 恥ずかしいから 窓を閉めて頂戴」
私「ハイ(と言って窓を閉める)」
嫁「お風呂の中で タバコは吸わないの」
私「ハイ(と言ってタバコを消す)」
嫁「湯冷めして風邪なんかひかれたら もっと面倒だから、お湯に入って…」
私「ハイ(と言って 浴槽に入ろうと…)」
その時、ギプスに撒いていたポリ袋が 浴槽の濡れた床で滑り 湯船の縁に したたかに尾てい骨を打つ私。
私「フゲェッ!!」
思わず腰を押さえて うずくまろうとして 今度は湯船の縁に
「ゴン!!」
と 額をぶつける私。
尻も痛いし、額も痛い。
【注意】「ヒタイもイタイ」 決して駄洒落ではありません。
危険なので 良い子は絶対に真似しないように…
あまりの痛みに「ウ~」と唸る私に
「せっかく 昨日、CTで見て貰ったのに また、見て貰わなくちゃ駄目ね」
と言う嫁。
それに対して
「どうして 病院のCTって 脳の中味が壊れてるのまでは映せないんだろうね?」
それを聞いていたのか否かは判らないが 嫁は
「ちゃんと 頭や身体は洗ったの?」
と、私に聞く。
「うん」と応えると
「じゃ、これ以上 お湯に浸かったら 悪くないトコまで悪くなっちゃうから お風呂から出て」
と、優しいんだか、厳しいんだか 判らない事を言う。
とにかく、尻も額も痛いので 言われたまま 浴室から出ると、バスローブを着せられ 居間に連れて行かれ 氷嚢を頭にのせられた。
その献身的な嫁の姿に 思わず、「良い奴だなぁ…」と 感動する私。
だから、つい そんな嫁に
「やっぱ、オマエって 俺の事を愛してるんだなぁ…」
ちょっと気恥ずかしかったけど そう言ってみた。
すると、怒った様に嫁が
「何、言ってるの?
お風呂場で”変死”なんかされたら
恥ずかしくて世間に言えないじゃない?
”御主人の死因は?”
”ええ、実は 風呂場で転んで お尻を撲って…
その痛みに うずくまろうとして頭を撲って…”
そんな事、真顔で言える?
そんなの聞いたら 弔問客が みんな”プッ”って吹き出して笑うだけでしょ?
葬式で笑いなんか取らなくてもいいの!!
御願いだから、アナタが死ぬ時は 癌か事故で死んで頂戴
それなら保険がタップリ出るんだから 御願いよ」
と 早口に まくしたてた。
それに対して 私は
「ウン、そうする… そう、頑張ってみる」
と なんで応えてしまったのか、判らないんだけど…
つい、そう言ってしまった 私。(ToT)
ソファでグッタリしている私の傍で 娘が言った。
「私のパンツを見たバチが当たったのよ」
それに対して
私「そんな事、言ってたら 一生、お嫁に行けないぞ」
娘「どうして?」
私「オマエのパンツ見る度に 頭やケツを
撲たなきゃならんのなら 彼氏の命が
幾つあったって 足りやしないじゃん」
すると、娘は 腕を組んで「う~ん」と悩んでいた。^^;
そんな悩み方するところは 俺のDNAの影響だな^^ > 娘。


