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2005年08月30日

● 涙そうそうプロジェクト


TBS系8月29日放送 涙そうそうプロジェクトドラマ特別企画「広島・昭和20年8月6日~その一瞬まで夢に生きた美しくもせつない三姉妹20日間の物語…あの”さとうきび畑の唄”のスタッフが”原爆”を描く空前の感動超大作」等と ずいぶんと御立派なタイトルの番組を見た。




上記タイトルは 北海道新聞のラ・テ欄に掲載されていたのを写したんですが… このドラマのタイトルって いったい、何なんでしょう?^^;


昭和20年8月6日の朝、広島に投下された原子爆弾による悲劇… そういう意味のドラマなんだ…という事は判った。


で、制作者は このドラマで 何をどう語りたかったのか? 申し訳無いが、全編を居眠りせずに見通した私には 今ひとつ判らない事だらけだ。


原爆が巻き起こした悲劇… その一点は理解するし、死傷者の方々を侮蔑するような気持ちなど 私は全く抱かないし、この記事にも 当然、そういう意味を含めるつもりは全く無い。


様々な視聴者が 番組を見て 何をどう感じ取ろうが、それについて論議をする気も全く無い。


私が申し上げたい事は 制作者の姿勢に対する 私の個人的な感想と意見である。


まず、TBSは この夏、糞キャスター・筑紫をメインに


戦後60年スペシャル「ヒロシマ」


というドキュメンタリ-風の番組を放送し その番組にも感じた事なのだが、


「ポツダム宣言を即座に受諾していれば 原爆投下の可能性は無かった…と言われている」


というテロップを何度も流し、ナレーションでも語っている。


今夜のドラマ内でも やはり、同様のテロップが流れた。


その「if(もしも~)」を中途半端に持ち込んで いったい、何を言いたい(問いたい)のかね?


TBSの連中が 何故か妙に その「ポツダム宣言を即座に受諾していれば…」に固執する姿を見るにつけ 勝手ながら、それだったら長崎の被災者達は どう感じてるのだろうか…を思うと 言葉が無くなる。


広島に投下された後に長崎なのである。


でね、今年は戦後60年と言う事で いろんな「記念番組」が放送されたが、原爆がらみは 皆、ほとんどが「ヒロシマ」ばかりで「ナガサキ」については サラッとしか触れないのは どういう事なのだろう?と 私は思う。


うがった見方と笑われるかもしれないが ヒロシマと同じ様な被災なのに、ナガサキにはあまり触れないというのは あまりにも安易すぎて 被災者の方々の心情を想うと言葉が無くなるのだ。


その点を 特にTBSに問うのは 先に挙げたドキュメント風番組と 今夜のドラマと 何度も事前に番宣を流し さも、


「私達は これだけ立派な番組を作ったので 見て下さい~」


みたいな真似を この夏、一番熱心だったのがTBSと感じたからなのである。


でね、上の記述に あえて「記念番組」と記述したが、TBSは 余程のマヌケしかいないのか「祈念」と「記念」をよく間違えるから あえて嫌味で記述したのである。


もうね、その辺から 取り組む姿勢が間違っている証なのだ。


で、そういう表現に絡んで もうひとつ指摘しておきたいのは 今夜の番組の長ったらしいタイトルである。


涙そうそうプロジェクトドラマ特別企画「広島・昭和20年8月6日~その一瞬まで夢に生きた美しくもせつない三姉妹20日間の物語…あの”さとうきび畑の唄”のスタッフが”原爆”を描く空前の感動超大作」


この記述の中に 個人的にフザケルナと言いたい部分が二つある。


まず、一つ目は


『あの”さとうきび畑の唄”のスタッフが…』


これは いつぞやTBS系で放送された明石家さんまが主演した沖縄戦のドラマの事かと思うのだが…


TBSは どう考えてるのか知らないが「あの(素晴らしい)」という意味で使ってるならフザケルナと言いたい。


そんな素晴らしい内容等とは言えない、偏向思想テンコ盛り脚本ドラマを そんな仰々しく「あの」なんて言ってるところが片腹痛い。


そして、二つ目は


『”原爆”を描く空前の感動超大作』


もう一回、ごく一般的な「感動」という言葉の意味を調べて その上で 己の恥ずかしさを知れ…と 言っておきたい。


ちなみに…


美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け、心を奪われること
(三省堂)

ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること。
(大辞泉)

美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け、心を奪われること。
(大辞林)




さて、物語の根本に触れるつもりは無い。


以下は、あくまでも 単純にドラマを見た感想として述べる事を 先にお断り申し上げておきたい。


このドラマは 全く視点を変えると 私にとって非常に興味深いものだった。


というのは「松たか子」「加藤あい」「長澤まさみ」という3人の女優を比較して眺める事が出来た…と言う事。


私は 個人的に「松たか子」の歌は 結構好きな曲が多い。


しかし、女優としては 制作サイドの格付けみたいなものと 私の中の格付けは大きく違う事が 今夜のドラマで理解出来た。


彼女は 決して下手な女優では無いが、主役クラスとして扱うほどの技量を感じない…という事。


「加藤あい」に関しては フジ系の「海猿」でも述べた事なんだけど どんなドラマの どんな役を演じても 全て、同じ「加藤あい」という ひとつのキャラしか持っていない…という事。


これは、俳優だと「仲村トオル」がそうで サスペンスの犯人役でも、軍人役でも、そして刑事役でも 常に「仲村トオル」という同じキャラにしか映らない。


「加藤あい」の場合は 池袋ウエストゲートパークでのみ 良い演技だなぁ…と思ったのだが、それは 演出家の為せる技だったのだな…と 今では理解した。


「長澤まさみ」に関しては 贔屓目たっぷりなので あえて文句は無い。


むしろ、今夜の放送で 他の二人の女優と比較する事が出来、ますます ガンバレよぉ~と陰ながら応援する気持ちを強く抱いた次第である。


従って、今夜の 長ったらしいタイトルのドラマで得るモノがあったとするならば 長澤まさみの将来性を感じた事のみである。


で、最後に…


放送の最後に 西田敏行が熱演で語った台詞は 内容も重く、真剣に傾聴すべき内容であるとは思いがちだけど…。


しかしながら、その重さや内容を考えた時、実際に ヒロシマの平和公園などで「語りべ」として 修学旅行生達に体験談を語っておられる方々の言葉こそ 正座して拝聴すべき言葉であって その姿や語る内容を たかがTBSのドラマ制作者ごときが 真似したり 自前のドラマに都合良く利用するかの如き修飾を行うなんて真似は冒涜以外の何物で無い。


謹んで 語りべの方々の真の語りを全国に伝える事こそ肝要なんだ…と 申し上げておきたい。




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コメント

こいったドラマっていつも思うのは、無理やり感動、涙にもっていこうという意思がはっきりわかって逆に、失礼な言い方をするとさめてしまう。
このようなドキュメント番組は絶対必要だと思うし、これからもやってほしいと思うけど、無理やり誇張したりするのではなく、真実をありのままに伝えるようなドラマにしてほしいと常々思います。

★ くま さん

>このようなドキュメント番組は絶対必要だと思うし、これからもやってほしいと思うけど、無理やり誇張したりするのではなく、真実をありのままに伝えるようなドラマにしてほしいと常々思います。

ほんとに 私も そう思います。

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