● 「海猿」 第5話
「海猿」 第5話を観た。
男の世界を骨太に描こうとしている… その点だけでも 充分、評価したい。
本当なら マニア的に指摘すべき細かい点は多々あるが、そんなものは どうでも良い。
命を守ったり、救う仕事は その仕事に就く者も 命懸けで身体を張っている。
そこを制作者達が理解して押さえているから 私は「海猿」を批判したくない。
今回、見ていて思ったのは ドラマ作りだから 言葉の内容が大げさだったり、感情表現がオ-バ-に感じる部分が多々あるが、おそらく 本質を表現する演出の問題と思われるのだが、それだけに 視聴者が
「これ、ドラマの話だからね」
と、なにもかも全てを「ドラマ」として 自分とは関係無い 作り物のバ-チャルな話…として片付けてしまいやしないか?という点が 大いに心配に思う。
これから、台風シ-ズンになると 日本国内のどこかで 崖崩れや山津波の災害が生じる。
その時に 暴風雨の中、ズブ濡れになって捜索に当たり、二次災害の危険の中を 泥だらけになって地面を掘る 消防や警察や自衛隊の諸氏がいる。
そんな彼等を思う時、
「これって ドラマの話だからさ」
として、他人事…として 放られてしまうのを 私は看過できずに思うのだ。
「いざ」となったら「助けてくれ~」と泣き叫び 「救助の仕方が悪い」と文句を言う。
それは 人間の ある意味、ごく普通の行動なのかもしれないが、平和で安全な時に その「いざ」と言うときの事を 全く考えず、知ろうともせず 他人事…にした上で 泣き叫んだり文句を言うのは あまりにもむしが良すぎるではなかろうか?
そういう意味で 良いテ-ゼだと 私は思う。
今日、初めて 気づいたんだけど「海猿」の脚本って「福田靖」だったのね。
この人は「救命病棟24時」でも そうだったけど、実に着眼点が良く、さりげない部分に 実に良い台詞を埋め込む脚本家だと思っている。
