● 兵士を追え
杉山隆男 著:『兵士を追え』を読んだ。
以前、このブログで
という記事で「兵士に聞け」「兵士を見よ」と言う2冊を紹介した事がある。
今回の「兵士を追え」は その続編と言って良い3冊目だ。
恥ずかしながら 今回、FORREST さんから 新刊発売の情報を頂くまで この本の存在を知らなかった私だが、知ったら その日にうちに買い求めに行ってしまう… それほど 続編が出るのを待ちこがれた一冊だった。
「兵士を…」というタイトルで自衛隊の内部を書き記した本と思えば どうしても右翼思想の記述で 軍隊万歳…という様な内容なんじゃないか?と誤解されやすいと思う。
でもね、この本は そんな本じゃない。
普通の自衛官が 何故、自衛隊に入ったのか? 自衛隊に入ってみたら どうなった? 一般人が知ろうともしない、もしくは 知りたくても知り得ない自衛官と その家族の姿が垣間見える良書である。
決して、自衛隊を美化した視点では無い。
変なところは「変」と きちんと指摘もしている。
発生当時は 朝から晩まで大騒ぎだったくせに 今では一向にマスコミから忘れ去られてしまったような「潜水艦『なだしお』の衝突事故」と「日本海の不審船騒動」 その際の自衛隊員の視点や思いの片鱗を知る事も出来る。
事実と証言の羅列だけ… そこから 何をどう受け止めるかは読者次第。
これぞ、まさに真のジャ-ナリズムの姿勢だと 作者を私は高く評したい。


