● 山田孝之 考
今回は TV版「世界の中心で愛をさけぶ」における 松本朔太郎を演じた山田孝之について 語ってみたい。
かねてより、私が神ブロガ-と崇めている『綾瀬はるかなる日々』の、takuさんは 山田孝之ファンを公言されておられる。
私は…と言えば コスプレマニア、ロリコン等々は公言しているが 男色に関しては さほど興味は無い。
しかし、良いモノは良いと認めたい…というのがポリシ-なので いい演技を見せてくれる俳優さんは 気持ちよく応援したいと考えてはいる。
さて、先日
という記事において 綾瀬はるかの演技に関して…
---- < 以下、引用 > ----

「え?」と驚き

なんとも言えない微笑みを浮かべるアキの仕草や表情に「自分を見てくれている者の存在」 それが、よりによってサクだった喜び… ほんの瞬間的な映像なんだけど もの凄く巧く表現されていて良い。
(ホント良いよ はるかちゃん)
---- < 以上、引用終わり > ----
と、記述したところ 山田君ファンの ある方から
「たまには 山田君の素敵なところを褒めて下さい」
と、クギを指すメ-ルを頂戴した^^;
私としても 最近、偏った意見を このブログに書いてしまったばかりに、対応に困る抗議を頂いたり…で 好感度がダウンしていると思われる矢先であったから、この山田君ファンの一言は「う~む」と唸る。^^;
ただね、誤解の無い様に申し上げておきたいのは 「綾瀬はるか」や「堤幸彦」や「森下佳子」だけで このTV版「世界の中心で愛をさけぶ」が成り立った…なんて 私は思っているわけじゃない。
山田孝之の存在も それなりに、きちんと認めているつもりである。
例えば、先に挙げた「綾瀬はるか」のさりげない表情の演技、これに匹敵する演技を 山田孝之も随所で見せてくれている。
【第4話】


自転車の後ろに乗った亜紀が サクの背中に頬を当てた途端、ニヤケてしまうサク
このシ-ンなど 実に自然に、思春期の少年を見せてくれている。
(もっとも、もし、これが私なら 実に自然に 中年のニヤケ方を 長く伸ばした鼻の下付で 演じてみせてあげられる自信はあるが…)
さて、冗談はさておき…
真面目な話、私は このTV版「世界の中心で愛をさけぶ」の山田孝之を観ていて 最近の若い俳優の中でも 特に目を惹く演技巧者だな…と思った。
それは、彼の「泣き」の演じ分けの見事さに感心したからである。
今回、キャプ画を大量に入手し、それを整理していて あらためて、その事が確認出来たので、良い機会なので掲示しようと思う。
【第3話】


サクが実は持っていると知らずに、1人で夜の校内で骨のビンを探す亜紀…

お馴染み、「マリア様だっこ」のシ-ン
【第6話】


亜紀の両親から 亜紀が「白血病」だと知らされるサク

ラジオに「実は白血病じゃなかった」とハガキを書くサク
【第7話】


亜紀の誘導尋問に引っかかり「白血病」だと暴露してしまったサク


自殺しようとする亜紀をとめるサク
【第8話】


「もう(会いに)来ないで」と亜紀に言われて動揺するサク
【第9話】

亜紀のウェディングドレス姿や それを囲む人々の光景を見て 隠れて泣くサク


「生きているのか 死んでいるのか… 時々、判らなくなる…」

亜紀の坊主頭を見て 泣くサク
【第10話】


亜紀父から「亜紀は体力の限界」と聞き…

空港へ向かう電車の中

空港で…
【第11話】

亜紀のいなくなった病室

亜紀の葬儀に出るのを拒み…

「悲劇のヒ-ロ-は…」

ウルルにて
以前、このブログ内の他の記事に プロの小説家は 雨の降り方の描写を様々に書き分ける…と書いた事がある。
「シトシト降る」
「粛々と降る」
「さめざめとした雨」
「バケツを ひっくり返した様な…」等々
同じ様に 泣き方の表現にも 様々な形容があると思う。
それと、音と同じ様に 涙にも ボリュ-ム調整があるんだなぁ…という事も判った。
例えば、上の 第6話「亜紀の両親から 亜紀が「白血病」だと知らされるサク」というシ-ンでは 涙はこぼれていないが、カッと開いた目は真っ赤で、瞼いっぱいに涙が溜まっているのが判る。
「ラジオに「実は白血病じゃなかった」とハガキを書くサク」では ハガキにポツンと大粒の涙が ひとつだけ落ちる。
第8話「「もう(会いに)来ないで」と亜紀に言われて動揺するサク」では どこにそんなに?と思えるぐらい涙が流れ落ちる。
第9話「亜紀のウェディングドレス姿や それを囲む人々の光景を見て 隠れて泣くサク」では しゃくり挙げる仕草が加味されており、
「亜紀の坊主頭を見て 泣くサク」では 無理矢理、笑顔を作りながら でも、涙がこぼれる…という 複雑な泣き方。
「ポロッ」「シクシク」「ジワ-ッ」「ウワ-ン」「ヒック・ヒック…」
実にいろんな泣き方があるものだ…と 感心するぐらい 山田孝之は泣き分けている。
これは見事という他無い。
最後の ウルルで「アキ----ッ」と絶叫しながら泣く様は 言葉すら無い。
名前を出して比較するのは避けるが、最近 売り出し中の若手俳優で 他に、これだけ泣き分けられる俳優が どれだけいるのだろう? 私は、そこを強調して指摘しておきたい。
最後に、ついでと言っては失礼だが TV版「世界の中心で愛をさけぶ」の中に出てくる涙のシ-ンで「さすが…」と唸った場面を 二つ挙げておきたいと思う。

第4話 17年後のサクと話す 谷田部

第7話 亜紀の告白に泣く サク母


