● takuさんに 捧げます。
冒頭にて 「お詫び」と「御礼」と「お断り」を申し上げます。
本文は TV版「世界の中心で愛をさけぶ」の本編映像もさる事ながら、私が個人的に敬愛する『綾瀬はるかなる日々』さんの管理人さんである takuさんが 氏のブログの中に掲載された『世界の中心で、愛をさけぶ・第1話』という記事に触発されて述べる事であります。
まぁ、ブタネコが尻馬にのってみた…と 鼻で笑っていただけると幸いです。
さて、

もうね、この画像を見ただけで涙ぐんでる ブタネコです。
重度の「セカチュ-症候群」です^^;
あえて「AH病」と言わないのは 私は「綾瀬はるか」のファンでもあるけど、私が 涙するのは「綾瀬はるか」だけではなく、「山田孝之」や「三浦友和」にも 泣かされるからです。
【第1話】

【第11話】

この1話と11話のシ-ンに関して
ここで朔は亜紀の骨を小瓶から取り出します
しかし最終回(11話)では綾子さんが持つ木の箱から取り出しました これはネット上でも論議が盛んでした^^
結論としては これは緒方朔の夢の中の心象風景であり 心のどこかで亜紀の骨を撒かなくてはいけないと思っていた事が 夢の中で 常に持ち歩いていた小瓶に変化したのだろうという事になりましたw
と、taku氏は述べておられる。
私には ここで言う「論議」をリアルタイムには知らないので、その「論議」の内容に関しては判らないし、触れない。
ただ、結論としての
『緒方朔の夢の中の心象風景』
という解釈以外の何物でも無いと思う。
だって、
「木箱を持ったシ-ン」と「小瓶を持ったシ-ン」
その二つを演出者が用意した事の意味を考えれば明白だと思うのだ。
普通の演出だったら どっちか片方があれば、それで充分と考えがちなんじゃないだろうか?
初見の時は 私は、まったく何も考えていなかったし、予備知識も無かったから 実を言うと この冒頭のシ-ンは淡々と眺めていた。
でも、一度 全部を見た後に、DVDの特典映像のメイキングを見て、そして再度 見直し始めた途端 もう、ここで涙腺は壊れた。
だいぶ時間が過ぎ、何度も全編を見直し、ようやく 落ち着いて考えるに…
何故、2度目以降では ここで壊れるのか?
それは このシ-ンの撮影が ドラマ全体の最初の撮影だった事。
要するに、演出家:堤氏は この時点で「骨を撒く」という事に「木箱」(実際)と「小瓶」(回想)として 二つの画を用意した…という凄さに気づいたのである。
同時に、

一連の 上のシ-ンへと繋がる「山田孝之」の演技の凄さである。
冒頭では 無音だが、最終回では ここで
「アキ----ッ」
と、何とも言えないぐらい 切ない叫びがウルルに反響する。
映画版のCMで「森山未来」の
「助けてください」
も、耳に こびり付くぐらい印象的だったが、申し訳無いが 比べようも無い程、万感がこみ上げる。
つまり、クランクイン冒頭で もう既に 演出家の中では緻密なプロットが描かれていた… その凄さにこそ感動するのだ。


私は このシ-ンの「綾瀬はるか」に グラッと揺れる。
実に 心地よい声音で
「まぁまぁ、気楽に待とうよ」
待ちます。
私は そんな声で 優しく言われたら 5年でも10年でも待ちます。
渋谷のハチ公並に 待ち続けます。(ToT)
そして、何とも言えず懐かしさを感じたのは

この風景だ。
放課後、部活(野球)をしていた私は 練習中に周囲を見回すと いたんだよね、こんなヤツらが^^
「あの野郎 アイスなんか 食いやがって…(いいなぁ)」
よく、そう思ったんだ。
それに、

こんな風景も よくあった。
別のクラブの女の子が こんな感じで
「ねぇ? 帰りに風月(仮名:たこやきパパさん みたいな店の名)で”焼きソバ”食べに行かない?」
なんて言ったりしたんだ…。(遠い目)
もうね、この辺の情景で 自分の その頃にワ-プしちゃえるぐらい 映像の何もかもが懐かしい。

このシ-ン見て 「綾瀬はるか」って 真剣に陸上やった経験者なんだなぁ…って すぐ判る。
走るときの背筋や 腕の振り方が ちゃんとしてるもんね。
百歩譲って 付け焼き刃の演技だったとしても、ここまで出来るのは大したモンだと思う。
「昔、陸上やってたんです~」
と言いながら、実際に走るトコ見たら お嬢さん走りだった… なんて、御粗末なアイドルとは 全然違うな…と思った。
で、私にとっては 問題の このシ-ン。
年頃の娘を持った親父の ひとつの姿が巧く描かれている。
だって、我が家でも 夕餉の席で よく、こんな感じ(雰囲気)の親娘の場合が よくあるのだ。
ただ、我が家と廣瀬家とでは 会話の内容が違うだけ
【我が家の場合(上の画像を見ながらイメ-ジしてね)】
(パタ-ンその1)
親父「やっぱ ママの手作りは 美味いなぁ…」
娘「それ、西友で買ってきた惣菜」
(パタ-ンその2)
親父「オマエ 彼氏と別れたって?」
娘「私が嫌われたんじゃないの、お父さんが怖がらせたからなの…」
ま、我が家の話は どうでもいい^^;

私は 嫁と中学・高校共に同級だったから よく、こんな風景があった。
いつも、嫁は怒ってて いつも私は「ケッ! いいじゃねぇかよ…」と 心の中で呟いていた。
でも、もしかしたら 陰では嫁も

こんな感じだったのかなぁ… なんて思ったら つい、後ろから抱きしめて
「コイツ~」
とやりたくなるのだが…、実際は どうだったのかなぁ…
で、第1話のラスト

私は このシ-ンの亜紀の仕草が なんとも言えず 大好きだ。
「あ~ 言いたい事を言い終わったら ホッとした…」
そんな感じで チョコンと防波堤に腰を下ろす
私の脳内妄想では この後、呆然としているサクに
「何してるの? サクちゃんも 座りなよ」
なんて ケロッとした感じで言うんじゃなかろうか…
でも、このシ-ンのナレ-ションは 山田孝之から緒形直人の声に移行して
「これが アキの最後の誕生日になった…」
という 現実の一言が告げられる。
そう、原作や映画を 先に見ていた私は 根本的なスト-リ-を知っている。
にも関わらず、第一話の冒頭の葬式シ-ンから続く 防波堤での告白…までの流れの中で
「アキは死ぬ」
という事を すっかり忘れさせられてしまっていたのだ。
だから、このラストの一言で 一気に
「あ~ そうだった、この娘死んじゃうんだ…」
そこを思い出させられて さらに切なさがこみ上げ 涙腺は崩壊した。
巧いよなぁ… たった40数分の1話分の時間の中で この密度の濃さはなんなんだろう…
堤幸彦の演出と 森下佳子の脚本って 凄いなぁ… 本当に そう思った。
しかし、その凄さに 恐れ入るのは 実は、この後 回を重ねて見続けた時なんだよね。
この濃い1話の中にも いくつものシンメトリ-が仕掛けられていたのだから。
だから、あえて 最後に一言 言いたい。
P石丸
オマエは この作品で
何を学んだんだ?


