● 朝日新聞って どこの国の新聞?
「国益」という言葉がある。
簡単に言えば「国家の利益や財産」の事である。
最近、日本でも 新聞等マスコミや TVの討論番組など見ていると 割と頻繁に使用され始めた言葉である。
しかし、日本人が その言葉から受け止めるイメ-ジと 諸外国のそれぞれの国民の抱くイメ-ジは全然違う事に この際だから気づいた方が良いと思う。
何故か?と言うと 日本では「国益」という物を義務教育も含めて 全く、と言って良いほど教育していないし、国民に認知・認識させていない。
例えば、今、問題になっている「竹島」も知っている人は知っている…というレベルであって 国民の大多数が知っていた問題では無い。
最近でこそ、教科書に載せる載せない、載せるにしても その記述が…と騒がれているが、少なくとも私の時代のの教科書には載っていなかったし、仮に載ってたのだとしても
「この辺は試験に出るところじゃ無いから、興味のある人は時間のある時に読んどくように…」
って感じで 3年の冬休み目前ぐらいに言われたかな…程度である。
ところがね、日本以外の他国では この「国益」に関する認識を与える教育は かなり、熱心に義務教育期間に充分に時間をかけて行われている。
「納税の義務」
これは国家が国家として存続していくために必要な国家予算の源だから 納税の義務を怠る者に対しては厳しい処罰が与えられる。
これも ひとつの国益である。
ゆえに、脱税者に対する批判、処罰は 日本では考えられない程、厳しい。
「いやぁ、税金 誤魔化してたのがバレちゃってさ」
ともすれば日本では笑い話のネタで済んでしまうケ-スが多いが、他国では 戦時中の日本じゃないけど「非国民」的扱いで蔑まれる…まである。
国家の利益や財産…という概念には領土や領海というのは当然、含まれる。
だから、国境線の取り決めは すこぶる厳しく、厳密に行い、どんなに友好関係の隣国であっても互いの国境線警備・監視は厳しい。
戦後の問題が未解決…という事で 北方四島などの大きな問題も含めて 我が国の領土領海の線引きは 実は曖昧な部分が多い。
日本は島国だから 地べた続きの国境…という認識が無いのも その原因の元だが、それにしても だらしが無さすぎる。
あえて、何処と国名を挙げないが ある原油を産出する国がある。
原油は 現在の世界において重要な資源である。
原油価格が変動すれば 瞬間的と言って良いほど いろんな物価等に影響が出る。
しかし、その原油も埋蔵量には限界があり、やがては底をつく。
現状のままの採掘が続けば… 諸説は色々あるが、無尽蔵では無い事だけは確かだから やがては尽きる時が来る。
そこで、ある原油を産出する国は
「自国内の原油を採掘する量を限りなく減らし、当面は他国からの輸入で 殆どを賄いましょう」
という決定をする。
これは、「万が一、世界中の原油が採掘され尽くしたとしても 自国内にまだ埋蔵量があれば それが財産となる」という「国益」に基づいた考え方である。
これは 人類は皆兄弟、世界はひとつ…なんて考えとは相反する、その国だけのエゴに見える。
けど、おそらく そう文句を言うのは日本人くらいのもので 国際観では「当たり前」と考えられる。
それが 我が国と諸外国とでの国民における「国益」の認知度、考え方の違いである。
朝日新聞の若宮啓文という論説主幹は
『「風考計」』という社説・コラムの中で2005年3月27日に
例えば竹島を日韓の共同管理にできればいいが、韓国が応じるとは思えない。ならば、いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する。
見返りに韓国はこの英断をたたえ、島を「友情島」と呼ぶ。周辺の漁業権を将来にわたって日本に認めることを約束、ほかの領土問題では日本を全面的に支持する。FTA交渉も一気にまとめ、日韓連携に弾みをつける――。
と述べている。
竹島を韓国領土と認めるかわりに 今後、他の諸問題解決に向けて韓国の全面協力を得て日韓連携に弾みをつける…というプランなのだろう。
個人的には面白いアイデアだなぁ…と一瞬思ったが、落ち着いてよく考えれば 天下の朝日新聞の論説主幹が こんなアホかと情けない。
聞けば この若宮氏 韓国に留学の経験もあるそうだが、そこで何を見て 何を聞いて 何を学んできたのだろうか?
まず、そもそも「共同管理」って何事ですか?
領土、領海に そもそもグレ-・ゾ-ン等は無く、白か黒かのいずれかなのです。
互いの主張が重なって 竹島の様な一見、グレ-・ゾ-ンの様に映る地でも 国益を考えれば「日本領土」を毅然と主張しない限り 話し合いは始まらない。
国論が一致していなければ 一貫した外交は難しいのだ。
にも関わらず、大手新聞社と言われている(私は認めないが)朝日新聞の社説が 最初から「取引」を持ちかけてどうするんだ?
朝日新聞では どういう歴史認識をしてるのか? まずは、そこをハッキリさせるべきである。
だいたい、我が国が 若宮プランをどう思うか?について 揶揄した記述が見られるが、そもそも韓国側が乗ると思っているところに不見識さが甚だしい。
彼等は基本的に「竹島」が自国領だと主張して警備隊まで配置しているのである。
そんな連中に「譲る」と言って ありがたがると思うかい?
「余計な御世話だ」で終わりだよ。
それだけ、彼等の反日教育、(韓国としての)歴史認識、国益意識は徹底されているんだ。
昔、東西冷戦が真っ盛りの頃(今でもあまり変わってはいないが) 北方4島周辺でのソ連の国境警備はエゴの固まりに近かった。
日本漁船の拿捕、船員の抑留が頻繁におき 中には確かに日本人のミスや領海侵犯もあったが、多くは一方的にソ連側の主張による領海侵犯、操業違反としての拿捕、抑留だった。
そういった事から北海道では、ソ連という国に対して不信感や嫌悪感は非常に強かったものだが、個々のソ連人が悪い奴ばかりか?と言えば そんな事は決して無く、個々は愉快で面白い奴が多かった。
個々だと愉快なのに、何故、国家となると不愉快になるのか? それはソ連人の「国益」の認識なのである。
個人としては どうでもいい問題でも「国益」を考えた場合に頑固になる… これが日本人は判ってない。
天下の「朝日新聞」ですら、「国益」というものを全く度外視した社説を平気で載せている様な有様では 徹底した反日教育を行っている中国や韓国相手に 理想論ばかりを語る事すら意味が無い事に気づけない。
どうせなら あくまでも、たとえば…だが、
「竹島が韓国という事に我が国は 今後一切、文句を言わない。 その変わり、今後、一切の戦後賠償だの歴史認識だの 過去のことでとやかく言うんじゃ無ぇ!!と約束させろ」
(あくまでも、百歩どころか、千歩以上譲った上での話としてである。)
みたいな論調の社説は書けないものかね?
「戦後処理が終わっていない…」というのが天下の朝日新聞の口癖なんだから、こういう時こそ 戦後処理の解決策的プランを語るべきで 妄想ばかりを語るんじゃないよ…と言いたい。
【注:上記文中には 竹島問題に関し、個人的に無責任で申し上げている表現が含まれております。 特に、漁業問題等で深刻な状況となっている島根県の関係者の方に対しては あまりにも不謹慎と受け止められる可能性があることを自覚しております。 私としては、そういった方々を無視したり、揶揄する気は全く無く、只々 朝日新聞に対する不満を申し上げたいだけの事と御理解頂けますと幸いです。】


