● 雑感(4月7日)
現在、我が家では 娘が大変御立腹である^^;
母娘で「万博を見に行く」と言い残して家を空け、その間の殆どを 東京宝塚の鑑賞で過ごしてきたらしい約10日間に 私が娘の部屋に入った事が その御立腹の原因である。
信じてないけど神に誓って申し上げるが 娘の日記を観たい…とか、娘の下着が… なんて理由では決してない。
絶対にイタズラなんかしてないし、やましい事など何も無い。
ただね、一連の流れの中で不思議に思った私は 娘に聞いた。
「どうして俺が部屋に入ったの判ったの?」
だって、ある必要な物を探して持ち出し、ちゃんと元の場所に 元の通りに戻しておいただけで 他の物には指一本、私は触れてないのだ。
「ドアの隙間に マッチ棒を挟んでおいたの そのマッチが下に落ちてた…って事は ドアを開けた証拠でしょ?」
娘は 怒りながら そう言う。
なるほど、何かの推理小説に そんなトリックがあった様な…
(さすがだ我が娘よ、勉強してるな… 父は嬉しいよ)
私「なんで そんな仕掛けしたの?」
娘「だって ママが用心の為にそうしとけ…って」
(何の用心だよ?>嫁)
私「たしかに 入った事は認めるよ、でもさ、別に変な事してないよ…」
嫁「入っただけで 充分、”変な真似”よ」
(ナイス援護射撃だ…って 標的は俺か?(ToT)>嫁)
私「(嫁に向かって)オマエさぁ 俺達、父娘だぜ? 部屋に入ったぐらいで…」
娘「セクハラよ、これって家庭内セクハラよ」
(随分、難しい言葉を覚えたんだね?>娘)
嫁「そうね、そうとも言えるわね」
私「だから… そんなに怒らなくてもいいじゃない…」
嫁「前から 入っちゃ駄目って言われているんだから 入るアナタが悪いのよ」
私「でもさ、”用心の為”って なんの用心よ?」
嫁「用心してたから判ったんでしょ? 貴方の侵入が」
(それって 完全に 俺対策じゃん?>嫁)
嫁「それにね、”用心の為のマッチ棒”だからこそ 略して”用心棒” これが爪楊枝だったら”用心楊枝”で語呂が悪いじゃない?」
(ナイス、ダジャレだ>嫁 でも、素直に褒める気になれない…(ToT))
娘「ところで お父さん どうして私の部屋に入ったの? 入って何したの?」
私「え? あ、いや…」
娘「ほら そんな口ごもる事なんでしょ?」
嫁「あら… それはマズイわねぇ… 問題ね」
(心なしか変な笑みを浮かべてるぞ>嫁 オマエ、楽しんでやがるな?)
私「いや 本をね、たぶん オマエが持ってた筈だよなぁ…と思ってさ」
娘「私、日記なんか書いてないわよ!」
私「だからぁ、日記なんて見ないって」
娘「じゃぁ なんの本?」
私「な…、な… NANAです。」
娘「NANAって マンガのNANA?」
私「そう。 ちょっと話しに聞いて 読みたくなったんだよ。 で、オマエなら全巻持ってんだろなぁ…と思ってさ」
娘「持ってるよ。でも、勝手に部屋に入らないで マンガ喫茶行くか、本屋で買えばいいじゃない」
私「え~? オマエが持ってるなら それ見せてくれたっていいじゃないか?」
娘「だったら 私が帰ってきてから 私に言えばいいじゃない」
私「だって、何日も待つの嫌だったんだもん」
娘「最低!!」
嫁「それは(私に向かって)アナタが悪いわね」
私「(嫁に)なんで?」
嫁「待てないわ、勝手に入るわじゃ 2重の犯罪よ」
いつから 我が家はこんな家庭になってしまったんだろう…
自分が幾つの時だったか正確に覚えていない。
けど、将来は こんな人になりたい… ふと、そういう事を考えた事が40数年の人生の中で 何度となくあった。
大抵、その場合のキッカケは ドラマや映画や本の中に登場する人物に憧れたり、感銘を受けたり…と言う事が多かった。
「男はつらいよ」の寅さんに感銘を受けて 日本国内を放浪してみたい… 誰からも愛される優しさを身につけたい… そう思っていた時もある。
最も感銘を受けて憧れたのは「北の国から」で「岩城滉一」が演じた北村草太(記事『北の国から 北村草太』参照)で、ちゃらんぽらん(死語ですか?)の様で どこか憎めない男は いまでも理想の姿である。
しかし、草太は子宝に恵まれる事を望みながらも、その望みは叶う事無く、終わった。
年頃の娘を持った父親、その理想像として 今の私にはTV版「世界の中心で愛をさけぶ」で登場する ヒロイン亜紀の父 真(三浦友和)の姿に我が身を投影する。
彼は 娘の部屋から ボ-イフレンドとの交換テ-プを持ち出し、捨てる。
妻は それを「やりすぎだったんじゃないですか」と窘める。
私も それは「やりすぎだろ」と思う。
(そんな真似は 私は娘にした事無い)
だから、娘側から見れば 理解しがたい、受け入れがたい行為だと理解もするが、その一方で、私は その亜紀父の行為の心情はなんとなくだが理解出来る。
だから、TV版「世界の中心で愛をさけぶ」で見せていく 亜紀父の姿、行動、台詞 それが回を重ねるたびに 私の胸を打つ。
「俺に出来る事は 入院費を払う事」
「俺が傍にいると(亜紀が)嫌がるからな」
そんな台詞の裏には 亜紀への思いと、亜紀が どう思っているかのギャップを知った上での葛藤に映る。
変な解釈、変な表現で申し訳ないが、亜紀が病に倒れたから 最後には相互理解出来た風もあるけど、亜紀が病に倒れなければ二人の溝は もっと大きくなっていったんじゃないか? そんな風に感じる部分がある。
だから、今の私には TV版「世界の中心で愛をさけぶ」の亜紀父の姿、行動、台詞は 時には理想像、時には反面教師として 私を変えつつあると思う。
ただ…、ハッキリしている事は ウチの嫁はTV版「世界の中心で愛をさけぶ」の亜紀母とは 全く違う性格、行動、台詞の人だという事。
だから、いくら私が 亜紀父を理想に描いていても 私がいつまで経ってもシブイ親父になれないのだ。
「もうちょっとで シブイ台詞を一発 決めて…」
私が そう狙う場面で 悉く、
「なにやってるの? アナタ?」
と、デコピンの様な ツッコミを入れてくる。
いつか ウチの娘にも サクの様な彼氏が現れる(筈だ^^;)
その時、娘の彼氏に
「きっと 良い奴なんだろうなぁ… 君は」
という台詞を ビシッと渋く決めてみたい。(予定です)
でも、きっと 直後に
「いいの アナタは。 アナタは倉庫に行ってればいいの」
って感じで嫁に そうアッサリと 片付けられるんだろうなぁ…
