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2005年03月19日

● 軍艦武蔵 全2巻


著者:手塚正巳  太田出版




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「軍艦武蔵」取材記 手塚正巳 太田出版


という副本もある。


太平洋戦争時、「世界最強最大の不沈艦」と言われた 大和と武蔵


その武蔵の建造から沈没、そして 生き残った乗員達の戦後までのドキュメンタリ-である。


ある意味、帝国海軍版「バンド・オブ・ブラザ-ス」と言っても良いと思える著書で 著者の真摯な取材姿勢や生存した乗員達が裏表無く語る数々のエピソ-ドには 只々、涙するばかりである。


何故、今 この本を思い出すか…と言えば 現在、「男たちの大和」という映画が制作されているからだ。


【参考記事URL】http://www.yamato-movie.jp/


私は この映画を観るのが待ち遠しくてならないのだ。


昔、「トラ・トラ・トラ」を初めて観た時の感動は忘れない。


次々と破壊され 炎上していくパ-ル・ハ-バ-の施設や艦艇、そして 周辺の航空基地。


毎年12月8日になると 友好ム-ドをかなぐり捨てたかの様に 「リメンバ-・パ-ルハ-バ-」と言い出すヤンキ-共に 逆に、


「ブツブツ言ってるなら、もう一回 グチャグチャに 燃やしてやるぞ…」


とでも語ってくれるような爽快感が映像の中にあった。


「トラ・トラ・トラ」以後、日米戦を扱った 自称:大作映画は数多いが 戦闘シ-ンの迫力で「トラ・トラ・トラ」を越えた物は無い。
(と言うか、「トラ・トラ・トラ」のシ-ンを そのまま流用した物さえ多い)


近年、「トラ・トラ・トラ」のDVDが発売され 本編未収録のカットされた映像のいくつかが初めて目にする事が出来たのだが、本当は冒頭に挿入されるはずだった 戦艦長門の片舷にズラ-ッと白の軍服に身を包んで並んだ乗員による登舷礼式は 圧巻と言う他無い。


「トラ・トラ・トラ」が制作された1964年当時では 実寸のセットを作った…と言うのだから スケ-ルの大きさは想像以上である。


今の技術であれば CGで合成映像を上手く作ってしまうのであろうが、そんな中にあって 実寸大セットを組んで撮影している「男たちの大和」の意気込みに 大いに期待したいのだ。


さて、そんな「大和」とは同型艦であり僚艦だった「武蔵」に纏わるドキュメント「軍艦武蔵 全2巻」 こういった著作を読み、予備知識を持ってみる事を 未読の方にはお奨めしたい。


平和主義者の方々には


「今更、軍国主義か?」


等と批判されたり、嫌悪されるかもしれないが 私が述べたいのは 思想や主義 そのものの内容では無い。


少なくとも 太平洋戦争時の我が国の「思想や主義」は 現在の我が国の基準では大いに間違っていた…という事になっているが、当時の「思想や主義」が そうであった事には違いが無い。


申し上げたい事は 正誤の如何に関わらず、純粋に「国」というものを若者達が真剣に考えていた…という事なのだ。


「国」を真剣に考えるならば 「先送り」ばかりの政治屋や 「事無かれ主義」の外交屋もどき、「利権主導」の官僚共に税金から報酬を与えちゃいけないのだ。


戦争映画を観て わざわざ右傾化する必要は無い。


考えたり、気づいたり、思い出したりする… そんなキッカケになる映画に出会いたいだけなのだ。


私は「軍艦武蔵 全2巻」に登場する 元・武蔵乗組員を 一人、知っている。


普段は 大変、温厚な好々爺だが、時々 眼光鋭く気合いを漲らせて若者を叱り、戦没した同僚達の慰霊には労力を惜しまない姿に尊敬の念を抱く。


その方が、


「この手塚って人だけだね 元・乗員の話を真摯に聞いて 良い事も悪い事も正確に記してくれたのは…」


と言う。


その言葉だけで 週刊誌の提灯広告や 著名人の帯の言葉なんぞより、はるかに購読する価値があると感じたものだ。


本当に泣いたもんね この本を読んで…




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コメント

はじめまして、Wenと申します。

武蔵・・・大和があまりにも有名な為に、名前は知ってても同型艦と知る人は歴史通じゃない限りいないでしょうね~。

レイテ湾突入作戦(捷号作戦)・・・
命中魚雷19本、直撃弾17発もくらい、矢折れ力尽きて乗員もろもと沈んで行く様に、日本近代海軍の終焉を感じたものです。

紹介されてます著書、是非購読したくなりました。ありがとうございます。

話は変わって、セカチュウのカテゴリー記事を拝見いたしました。
ご自身の経験とオーバーラップしてしまいましたか~、かくゆう私もなんですが(´ヘ`;)
活字中毒でもある私には、読み応えのある内容のある文章で、感嘆しております。
第7話での、朔母の演技・・・あれは圧巻でした。今脳内で思いだしても、涙腺の涙門が開きそうです。
いやいや、泣き所も同じな様で・・・ヾ(´▽`;)ゝ

私はオンタイムで見てましたが、毎週金曜になるまで、仕事中であってもいろいろ考察していたものです。
それから綾瀬はるかさんの虜になってしまった口でもあります。
なんか、同志にめぐり合ったようで・・・( ^∀^)

今後とも、楽しく拝見させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

長文ですいませんm(__)m


Wenさん コメントありがとうございます。

>命中魚雷19本、直撃弾17発もくらい、
>矢折れ力尽きて乗員もろもと沈んで行く様に、
>日本近代海軍の終焉を感じたものです。


まさに そこです。

それだけの攻撃を受けても戦い続けた艦は 後にも先にも「大和」だけ
強いて言えば ドイツの「ビスマルク」でしょうが それでも武蔵の1/3ですからね。


また、私 ここにきて「セカチュ-症候群」が再発してしまい涙腺が壊れております^^;

嬉しいコメントを頂戴し、PCのモニタ-が涙で滲んでます。

朔母の 絶妙のタイミングで零れる大粒の涙と、その後の咆哮…

あぁ、駄目だ また泣けてきました。


ところで、Wenさんって Wenfangさんだったんですね…
コメント頂けました事、大変 光栄です。

是非とも、今後も宜しくお願い申し上げます。

 クラヒー!! ブタネコさん、こんばんわ! 『男たちの大和』、正に、原寸大セットこそ始まりであり、全てだと言って過言ではないと思います。描かれているドラマは、決して悪くはないです(『タイタニック』に似ている部分は多いですが。苦笑)。事実、試写会では後半はずっとハンカチで目をぬぐいっ放しでした・・・。

 でも、本作品は『男たちの大和』ではなく、『大和の男たち』であり、わが戦艦大和は主役はおろか、脇役ですら無いと思います。そこが実に惜しかった。

FORREST

★ FORREST さん

どうもお久しぶりです^^;

私は この映画はまだ未見でして、元々は楽しみにしていた作品でもありましたが、諸般の事情により映画館に赴くことは無いと思われます。

題名に「男たちの」と わざわざ明記するところに 嫌な予感に襲われておりました^^

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