● 石田衣良
「池袋ウエストゲートパーク」の原作者であり、「4TEENフォーティーン」で第129回直木賞を受賞した作家でもある。
≪池袋ウエストゲートパーク関連作品≫
『池袋ウエストゲートパーク』 池袋ウエストゲートパーク1『少年計数機』 池袋ウエストゲートパーク2
『骨音』 池袋ウエストゲートパーク3
『電子の星』 池袋ウエストゲートパーク4
『ルージュ・ノワール』 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝
私が、石田衣良の作品で 初めて手にしたのは「スローグッドバイ」という作品。
実を言うと その時点でTV版「池袋ウエストゲートパーク」を観ていたのだが、原作者が石田衣良だとは知らなかった。
「スローグッドバイ」も面白い作品だった。
そして、石田衣良の作品に興味を持った私は 「池袋ウエストゲートパーク」のシリ-ズ作に触れる事になる。
内容に関して 多少、文句を言いたい部分はある。
しかし、フィクションの範疇から越えているとは思えないので許容範囲である^^
とにかく、面白い本だった事に違いは無いからだ。^^;
そんな 石田作品の中にあって 最も、面白いと感じた作品が
である。
この作品はフジ系で 長瀬智也が主演で「ビッグマネ-」というタイトルでドラマ化されたのだが、原題が「波のうえの魔術師」で その原作者が石田衣良という事は 案外、知られていない。
関連コラム『ビッグマネ-』
最近、ライブドアvsフジTVのニッポン放送株を巡る争いが世間を賑わせたが、この本の「波のうえの魔術師」というタイトルの「波」とは おそらく株価のチャ-トと呼ばれる変動表、「魔術師」とは「相場師」と呼ばれた株取引の達人の事と思われる。
時代背景としては バブル崩壊後の銀行の「貸し渋り」や「貸し剥がし」に関する話が根幹に流れているのだが、多少 その方面に関わった事のある身として 大手と呼ばれた銀行の融資と言うものが 如何にデタラメだったか… それによって、商売的に儲けさせてもらった反面、いい大学を出て高給・好待遇と言われた就職先である銀行の融資担当者達の多くが 如何に世間知らずであり、デタラメな人間が多かった事か… その辺を判った上で うまく表現しているところに、作品に対して大変好感を抱いた。
株とかバブル等というと 固そうな内容に感じて敬遠する方もおられるかとは思うが、安心して楽しめる作品なのでお奨めしたい。
また、池袋ウエストゲートパーク関連作品の最新刊として
『反自殺クラブ』 池袋ウエストゲートパーク5

が出版されているのを さっき本屋で見つけたので買って来た。
