● 渡辺 美里
この曲は アルバムのタイトルにもなった曲でありながら、何故かシングル化されていない。
にも関わらず、「渡辺美里で好きな曲は?」と聞かれたら この曲を挙げる人が 実は多い。
僕の中のRoc’k Roll
口ずさむMelody
帰り道はいつも華やいで…
尖った心癒やしてくれる君に出逢うため
生まれてきたんだと思うのさ…
バラ-ド調の この出だしのフレ-ズが流れると 私は金縛りに合った様に動きが止まり、遠い目になる。
1980年代中盤、「オムニバス」という言葉が流行して いろんな歌手の 好きな曲だけをピックアップして 自作のカセットテ-プを作り、愛車のコンポで聴いたものだが、私は そんな自作オムニバス・テ-プには 必ず、この曲を入れていた。
そのせいか、ちょうど1980年代の中過ぎ頃の想い出には この曲がBGMになっている事が多く この曲を聴くと 日頃は忘れている その頃の記憶がフラッシュバックの様に蘇る。
こんな話を 10代や20代前半の若者にしてもピンとは来ないかもしれない。
しかし、40過ぎる頃には 誰もが似たような経験をする。^^
違いがあるとすれば 時代によって曲やア-ティストが変わるだけの話。
石原裕次郎や美空ひばりが他界した時、私の父母の世代は 追悼番組で流れる曲を聴きながら涙ぐんでいた。
それが 死に対する涙だけでは無く、その曲を聴いて記憶を懐かしむ涙の方が多いのだ…という事を判る時が来る。


