● 幽霊(ユリョン)
1999年 韓国映画
昨今は 韓流ブ-ムと称し、ヨン様がどうした…とか、チェ・ジウが…と 呑気な話が流れている。
「冬のソナタ」の「ソ」の字も聞かれなかった数年前の事、義弟がレンタルしてきたビデオを持って我が家に来て 一緒に観たのが この「ユリョン」である。
「JSA」とか「シュリ」が公開され 韓国映画が話題になり始めた頃の事だったが… この映画は 基本的には 韓国で建造された潜水艦の話である。
米映画「クリムゾン・タイド」のパクリだ…とか、韓国版「沈黙の艦隊」と評する声もある。
しかしながら、義弟と この「ユリョン」を観て ある種の怖れと 自らの不勉強の反省を あらためて韓国に対して感じたのである。
日本を「恨む」かの如き 歴史教育がなされ、いつか日本を追い越す(見下す?)事を目標に頑張る…様な精神とでも言おうか 日本に対する「歪な劣等感」の様なものである。
当時、韓国では 日本語の音楽や映画・ドラマを放送される事は 国が禁じていた。
ここ数年、W杯以降の友好ム-ドのおかげか いくつかの禁が解かれたが、今でも禁じられている項目は多く存在する。
しかし、そんな事を 多くの呑気な日本人達は知らないし、気づこうともしていない。
映画のネタバレはしたくないので 詳細には触れないが、1999年という ほんの数年前に「北朝鮮」では無く、「韓国」で制作された映画なのだ…という事を念頭に置いて この「ユリョン」の冒頭と、ラストシ-ンでの艦長の台詞に触れてみて頂きたい。
個人的に 私は中国や韓国に対する土下座外交は とっとと辞めて、首相だけでなく 天皇陛下も 靖国神社に他国の干渉など一切無視して参拝すべき…という持論の持ち主ではあるが、そういった主義主張を持って 物事を語るには いろんな意味での事実認識を怠るべきでは無い…とも考える。
良作映画…とは 言い難いが、いろんな意味で 日本人として韓国という国を考えるキッカケとして 触れてみるには良い映画かもしれないと思う次第だ。
