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2005年02月15日

● 仁義なき戦い


東映ヤクザ映画の 最高峰の作品だと思う。

1970年初頭のシリ-ズ作だが、出演者が凄い




浅黒く精悍な 松方弘樹、眉毛の無い梅宮辰夫、ブチ切れた千葉真一… 今じゃ絶対やら無さそうな配役である。


私が この映画が大好きなのは 実話をベ-スにした作品であるがゆえのリアリティさでは無い。


脇を固める役者達の演ずるヤクザが 私が個人的に知る人々に よく似ていて そこにリアリティを もの凄く感じるからである。


たとえば、後年「北の国から」で演じた五郎を 全く、想像できない、卑怯な田中邦衛


「あ~ いるいる こういうヤツ」と頷きたい セコイ山城新伍や室田日出男


中でも 最も大好きな役者が 成田三樹夫だった。


この人のハマり役は「探偵物語(主演:松田勇作」の刑事役だったが、時代劇の悪代官や 社会派ドラマの クセのある重役などを演じさせたら抜群の人だった。


ドラマには それが良いドラマであればあるほど、悪役を好演する役者が欠かせない。


悪役をあまりにも上手く演じすぎると 本人のイメ-ジまでもが悪く評価されやすい偏見の中で その欠かせない悪役を見事に演じきる役者が 私は大好きなのだ。


悪役上手の役者さんの素顔は 総じて好人物である事が多い。


時には そういう役者さんに好人物の役を演じて貰うと 信じられないくらいに見事に演じられるものである。


仁義なき戦いで脇を演じている人達は みな、ワイルドである。


しかし、その撮影から30年が過ぎ、多くが鬼籍の人となったり、ベテランの大物となり、この頃のような役を演じる人は少ない。
(ヤクザ系のVシネマに出てたりはするけどね)


最近のVシネマのヤクザ物は 御時世かもしれないが ずいぶんとオシャレすぎる感じがする。


時代の違い…と言ってしまえば それまでだが、それだけに「仁義なき戦い」の ドロドロ、ギラギラした感が強いところに 強く惹かれるのが 私の個人的感想だ。



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コメント

『仁義なき』は深作の傑作ですね。
群像劇だから当然ですが、画面からはみでる程の勢いを感じ、斬新なカメラワーク。すべてにおいてまさにギラギラした映画。全5作ありますが、どれもいいです。

★ イエローストーン さん

私は この作品の主役級の役者達も好きなんですが、それよりもバイプレイヤー達が もっと大好きなんです。

成田三樹夫、千葉真一、山城新吾… 皆、それぞれが他の役者達に負けない気迫が溢れていて、それが相乗効果を醸し、それを巧みに引き出している深作…

実に素晴らしいと思っております。^^

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