● 延岡(宮崎県)
北海道の道東に 「摩周湖」という湖がある。
大昔に布施明が「霧の摩周湖」という曲をヒットさせたが その曲名の通り、よく霧がかかる場所でもある。
「はじめて摩周湖に行った時、霧がかかって摩周湖を見る事が出来なかった人は その後、何度来ても 必ず霧がかかる」
というジンクスがある…と言う、話が 古くから北海道に住む人達の間では言われてたりする。
少し、意味は違うが「雨男」とか「雨女」として 旅行とか、記念行事に行こうとすると 決まって雨が降る(確率が高い)人がいる。
こういった事には 科学的根拠があるわけでは無く、「偶然」とか「たまたま」という要素の方が はるかに大きいんだけど、念願叶って行ってみたら雨だった…というのは 寂しいものである。
日本国内、いろんな所を見て歩いて 私の記憶に残る「海を眺める景色の綺麗だった所」の一つが、延岡市内から北東に10km程北上したところに「七ッ島展望所」という景勝地である。
学生時代の友人で 延岡市の郊外で果樹園を経営している友を訪ね、共に 延岡ゴルフカントリ-(という名称だったと思う)でゴルフをしたのだが、このコ-スも眺望が素晴らしく、途中で海岸線を望める場所があり、そこから眺める日向灘は 何とも言えない景色だった。
その景色に見とれていたら 同行した友人が
「もっと良いトコ 近くにあるよ」
と言って ホ-ルアウト後に連れて行ってくれたのが「七ッ島展望所」だった。
近くの島との往来を結ぶ 小ぶりなフェリ-が進む様や 見下ろせる海水浴場など 見ていて飽きない景色である。
初めて行ってから 今に至るまで5回ほど訪れたが、いまだかって天気が崩れた事が無い。
おだやかな海と ポカポカした日差しが心地良く、いつも私を迎えてくれる。
ここで、初めて 友人が栽培している「日向夏」というミカンの一種を御馳走になったのだが、これがまた実に絶品だった。
夏みかんと言うより、まさに「オレンジ」という味で 程良い酸味がスキッとしている。
「日向夏」を囓りながら 若山牧水の歌碑の傍で景色を眺めていると なんか世相の煩わしさから解放されて いつしか肩こりが治った様な気がするから不思議だ。
