« もっと揉めろ、朝日とNHK | TOPページへ | 湯布院(大分県) »

2005年01月22日

● 温泉に行こうかなぁ・・・


「温泉にでも行こっかなぁ…」 フト、そう思う事がある。




私は 基本的に自宅の書斎に篭もってする仕事が大半のため、運動不足になりがちだし、いくら自分用に機能的にし、お気に入りの場所であったとしても そこに篭もりっぱなしじゃ 気分的に息詰まる。


だから、ゴルフに行ったり、喫茶店に行ったり ちょこちょこと出歩くが、本来は遠出をするのが一番の気分転換になるし、楽しい。


いろんな場所に行って景色を眺めるのもいいが、なによりも温泉につかってまったりと…が 一番良い。


数年前までは、今の日常とは全く逆で 1週間のうち、4・5日は出張と称して日本国内 いろんなところに出かけていた。


考えてみれば 実に極端な生活を過ごしているモンだと 自分でも笑う。


さて、「温泉に行って のんびりするか~」というのは 多くの人が思い実行する事なのだが、何故か日本人の温泉旅行って1泊2日なんだよね?


旅館も「チェック・インは午後3時 チェック・アウトは午前10時となっております」と謳っているところが殆どである。


しかしね、そんなんで まったり出来ますか?


大抵は、5時前後にチェックインして風呂、出てきたら食事、その後、また風呂に入ったり、土産物屋を覗いて寝る。


でも、その温泉に来るまでに片道2・3時間かけて 車や列車で移動して… また、帰りも同様である。


なんか、「まったり」しにくるのでは無く、わざわざ「疲れ」に行ってるようなモンじゃなかろうか?


だから、私はプライベ-トで温泉に行く時は 出来るだけ2泊3日以上の予定で行く。


そうすると 中のまる1日、旅館の部屋でゴロゴロしたり、近所に散歩に行ったり出来、本来の目的である「まったり」が堪能できる。


ところがだ、これ実際に試してみると判る事なんだけど、そういう贅沢には ひとつ問題がある。


同じ旅館に2泊以上連泊するとね 夕食が同じ事が多いんです。


1泊2日の夕食は「お? さすが旅館の食事だ」と お膳の料理が物珍しかったりして楽しめるが、それが二晩 まったく同じお膳が続くと「勘弁して下さい」って気分になる。


チェックイン、チェックアウトも 夕食が同じなのも 旅館の効率を考えれば ある意味、当たり前のシステムではある。


しかし、本来の「まったりする」事を考えると その旅館のシステムは酷く うざったいものだと判る。


気の利いた旅館なら 連泊すると二日目の夕食は違う物を出してくれるところもある。


利に賢い旅館なら 連泊を予約した時点で「オプション料金を頂く事になりますが、二日目の御夕食を別の物に差し替える事も可能です」と二・三千円の料金増しを提案するところもある。


最近は TV番組などで「~温泉に行くなら この旅館」とか「名物女将の~」なんて旅番組が たまにある。


そんな番組を見ていると「お客様が のんびりと普段の疲れが取れますように~」なんて言葉が始終飛び交うが、実際には そういう話では無い。


以前、沖縄に行った時の事。


あるホテルに一週間連泊し、ホテルの従業員に「どこか 食事の美味いとこ教えて」と聞いた いくつかの料理屋を 日毎、順番にまわったのだが… その中の一軒に 非常に面白い店があった。


そこは基本的に 松・竹・梅という3グレ-ドの精進コ-スしか無く、確かに 出てくる料理は そこそこ美味い。


板前が「京都でしばらく修行した…」というのも けっして嘘では無いな そう思った。


しかしね、確かに美味かったけどガッカリした店だった。


というのは「広島産の牡蠣の酢作り」「伊勢直送の伊勢エビの焼き物」「三陸沖近海まぐろの刺身」…って わざわざ沖縄で食べるモンじゃないでしょうよ。


俺は「グルクンの唐揚げ」とか「山羊汁」みたいな「This Is 沖縄!」って料理が食べたかったんだ。


帰りがけ、店の人から「ウチは食材と鮮度にこだわってますから…」と言われたが 私は心の中で「店のある場所にも こだわれ」そう思いながら後にした。


でね、考えてみると これって沖縄に限った事じゃ無いのだ。


最近、どの地方の旅館でも 料理のパタ-ンが画一化しちゃってるんだよね。


「地元~牛のステ-キ」とか「~鍋」みたいな感じなのよ。


秋田に行けば「しょっつる」だ…って言うけど、地元の連中が食べるのとは 微妙に違う。


「なんで?」って聞いたら、「具の好き嫌いがあるし、地元の人が食べるのは クセがあるから…」とか言う。


ようするに 見た目や味付けを「一般的」と称して変えて お客様の為に「食べやすく」しているのだと言う。


と言う事は 極端な表現だが、「シャネル」のバッグを買いに行ったつもりで「シャネリ」を買うみたいな話じゃん…と思う。


ま、たしかに 本物のシャネルを買いたければ直営店に行け…とも言うから、そんな旅館でたべようとする事じたい如何なものか?と言われれば それまでである。


我が家の嫁が 新聞に挟まってくるチラシを眺めながら「あら、”下関直送ふぐフェア”だって行ってみようか」なんて言う。


そう、札幌でも 下関のふぐが食べれるのである。


でも、下関で食べる”下関のふぐ”とは どう頑張っても鮮度や風味は違う。


贅沢な言い分とは思うが、下関に実際に行って食べてこそ”下関のふぐ”なのである。


私は そうこだわる。


だから、基本的に 嫁から そう誘われても「俺、行かない。 行くなら娘と行っといで」そう断ってきた。


私が そういう性格なのを知っているから 最近は私に 一声もかけずに嫁と娘は出かけて行く。


表面上は 幸せな家庭だが、結果的に 私はここ2年「ふぐ」を食べた事が無い。


「松茸」も「伊勢エビ」も「きりたんぽ」も食べた事が無い。


にも関わらず、嫁と娘の何気ない会話を盗み聞きしていると


「あ、軽井沢行く途中で食べた”峠の釜飯” ○×デパ-トの物産展で売ってるみたい」

「え? じゃ行こうか?」

「じゃ 直ぐに支度して…」


なんて言っており、気が付くと いつのまにか二人して出かけている。


当然、いつもの通り 私には一声もかからない…。


そんな時である。


「温泉にでも行こっかなぁ…」


心の底から フト、そう思う。




『温泉』関連の記事

お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

BLOOGランキング ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking くつろぐランキング 人気映画・TVBLOG ブログ王ランキング BlogPeople「自分のこと」部門にクリック

コメント投稿

(スパム防止の為、送信されたコメントは管理人が確認してから公開となります。)