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2005年01月21日

● 喫茶店


ここ数年の間に「喫茶店」が激減した様な気がする。




ここで言う「喫茶店」とは 「スタ-○×△」とか「コ-ヒ-館」の様なチェ-ン店ではなく、脱サラした夫婦が始めた…みたいな 小ぢじんまりした商店街の片隅とか、マンションの1Fあたりにあって 近所の暇な自営業の店主や 仕事をサボったサラリ-マンが いつも2・3人にて スポ-ツ新聞とか雑誌を読みながらコ-ヒ-飲んでる様な「喫茶店」である。


そういう店の多くは 頑固もしくは偏屈なマスタ-が 豆の挽き方から お湯の落とし方等に もの凄く拘ってたりして、実際に美味いところが多かった。


私は 学生の頃、「マガジン」や「サンデ-」と言った雑誌は 出版社には 大変申し訳ないけど自分では買わず、近所の馴染みの喫茶店に行って コ-ヒ-を飲みながら読むもの…と 決めていた。


社会人になってからは ちゃんと自分で雑誌を買う様になったけど、それを読む場所は 何故か喫茶店じゃないと落ち着かず…、結局は 雑誌持ち込みで喫茶店に入ってた。 


ファミリ-・レストランが増えたから減ってしまった…というのが大きな理由かもしれない。


しかし、ファミレスのコ-ヒ-は 時々、煮詰まったのとか、「馬の小便ですか?」と聞きたくなるぐらい薄い物が多い。


飲み放題…を考えれば それは仕方無いし、複数の人と仕事の打ち合わせや 友人との雑談という状況であれば そんなので充分だ。


でもね、時々「美味いコ-ヒ-を のんびり飲みたい」と思う事がある。


特に、面白い本を読む時には 美味いコ-ヒ-を片手に…というのが個人的理想である。


何度か自分で挑戦した事もあるのだが「美味いコ-ヒ-」を 私はいれる事が出来ない。


だから、時々 馴染みの喫茶店にコ-ヒ-を飲みに行くのは 私の習慣と化している。


ところが、何件かある「馴染みの喫茶店」が ここ数年の間に 一軒、また一軒と姿を消している。


今では 札幌市内に残っている「馴染みの喫茶店」は あと一軒しか無い。


数年前までは7・8件あったのに 今では最後の一軒を残すのみなのである。


「深煎コロンビア」の美味かった店や 独特の風味のエスプレッソを飲ませてくれた店は既に無い。


まったく寂しい話である。


出張などで 東京など、以前、一時的に住んでいた場所に行き、時間に余裕を見つけたら そこで馴染みになった喫茶店を訪ねてコ-ヒ-を飲むことにしているのだが、それらの店も行く度事に姿を消している事が多い。


物が安くなったり、手軽になったり、便利になる事は悪い事では無い。


しかし、その陰で 無くなってしまう物が 全て無用の物か?というと 決して、無用の物だけでは無い。


自然を破壊したら再生するのに途方も無い年月がかかる。


強引な屁理屈ではあるが、「馴染みの喫茶店」が消えていくのは 価値観的に 私にとっては自然が破壊されるのと同じぐらいの寂しさを感じる。


素晴らしい自然の景色の中で吸う空気は美味い。


私にとっては「馴染みの喫茶店」で飲むコ-ヒ-も 同じ様に美味い。


自分でも強引な屁理屈とは思うけど、仕方が無い。(苦笑)


「~ってス-パ-だと トイレット・ペ-パ-が5円安い」


そう言って車を走らせて数キロ先のス-パ-に行く主婦がいる。


倹約という意味では 褒められるべき行為かもしれない。


周辺に住んでいる住人の ほとんどがそういう行動にはしれば 歩いて数分のところの5円高い薬屋や雑貨屋ではトイレット・ペ-パ-は売れない。


トイレット・ペ-パ-に限らず、いろんな物に この図式が当て嵌まっていけば やがて、近所から薬屋や雑貨屋は姿を消していく。


せこい計算と言われるかもしれないが、厳密な計算をすれば 数キロの往復にかかるガソリン代は たぶん5円じゃ済まないはずだ。


どうも、目先の計算と全体の計算のバランスが狂っているんじゃなかろうか?


ス-パ-の駐車場で 缶コ-ヒを飲みながら、コンポから流れる「世界の中心で、愛をさけぶ」のサントラ盤を車の中で聴いている。


今では それが私の「馴染みの喫茶店」なのである。



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コメント

喫茶店大好き人間のえどんです
自分も「ふくろうの杜(もり)」という喫茶店がお気に入りで
10年くらい通ってます
ここの雰囲気と旨いコーヒーの虜になってます

>面白い本を読む時には 美味いコ-ヒ-を片手に…というのが個人的理想である

激しく同意です!
自分は面白そうな本を買った時は
「さて、どこで読もう」と必ず喫茶店を探します^^


ですよね。^^

ファミレスやファ-ストフ-ドじゃ
落ち着かないんですよね^^

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