● 虹と雪のバラ-ド
記憶に残る一曲と言えば…
まず最初に浮かぶのは トワ・エ・モア「虹と雪のバラ-ド」である。
札幌オリンピックの時に 一般からテ-マ曲を募集して選ばれた曲だ。
何故、その曲を トワ・エ・モアが歌ったのか… そのウンチクは知らないが、札幌っ子を自負する私としては テ-マ・ソングみたいな曲だ。
この曲を聴くと ジャンプの表彰台に3本の日の丸が上がった事や ジャネット・リンが尻餅をついても笑っていたのを思い出す。
選手村となった真駒内は 自宅から目と鼻の先だし、オリンピックのメイン会場となった屋内・屋外競技場がある真駒内公園は 格好の散歩コ-スでもある。
オリンピックを契機に 札幌は都会の仲間入りをした。
急激に人口は増え、リトル・ト-キョ-化した事は間違いない。
市街地も もともと土地だけは広い街だったが 郊外の泥炭地や タマネギ畑やリンゴ園が 今では信じられないぐらいに住宅が建ち並び、昔の面影は一切無い。
湧き水みたいな小川でありながら トゲ魚やサンショウウオがいた川もコンクリ-トで固められた排水溝になってしまい、アイヌネギ(ギョウジャニンニク)やマイタケが採れた山裾も宅地化されてしまった。
一見すれば 発展を続ける街…と言う事なのだろうけど タクシ-に乗ると、運転手が10にいれば8人は 聞きもしないのに「不景気で…」とボヤく街に成り下がった。
自分の育った街を否定したくは無いが 盛んにラジオから「虹と雪のバラ-ド」が流れていた頃を思い出してみたい。
今よりも こぢんまりした街だったけど、活気だけは日本一だった。
久しぶりに有線放送から流れた「虹と雪のバラ-ド」は 札幌の原点を思い出す上でも 我が街の曲だった。


